雨の栂池自然園ハイキング / Exciting rainy hike in Tsugaike Nature Park ⑧ 🏔️☔️🌸🌼🥾

June 23rd 2024



ゴゼンタチバナ/御前橘 Cornus canadense, Canadian dwarf cornel, Canadian bunchberry, quatre-temps, crackerberry, creeping dogwood
ミズキ科ミズキ属の小形の常緑多年草。
発見地の石川県白山の御前峰と、サクラソウ科のカラタチバナに似た赤い果実にちなんでこの名前。
外側の4枚の花弁に見える総苞片の中に数十個の小さな花を付ける。
ひとつひとつの花は花弁が4個、雄しべも4個、黒紫色の雌しべで構成される。
葉は茎先に6枚が輪生状につく。葉が6枚の株にだけ花をつけ、葉が4枚のゴゼンタチバナは花をつけない。



自然園の最奥にある展望湿原の一帯ではもうゴゼンタチバナが咲き始めていました。🤍💚



中央の小さな花の集まりの中で黒っぽい雌しべが見えているのが咲いている花。



こちらは全てまだつぼみの状態。
つぼみ〜咲き始めくらいまでは総苞片がまだ緑色です。🧚💚



マイヅルソウと一緒に 😻



マイヅルソウ/舞鶴草 Maianthemum dilatatum, Snakeberry, two-leaved Solomon’s seal, false lily of the valley
ユリ科マイヅルソウ属の多年草。
葉の形が、鶴が羽を広げて舞を踊っているように見えるので 舞鶴草 という名前。

マイヅルソウも展望湿原付近ではたくさん咲いていました。😍 ここは日当たりがよいので植物の成長が早いのだそうです。



ナナカマド/七竈、花楸樹 Sorbus commixta, Japanese Rowan
バラ科ナナカマド属の落葉高木。
名前の由来に「七回かまどにくべても燃えない」というのがあるが、実際はそれほど燃えづらいわけではなく、「七回蒸し焼きにすると良い炭になる」というのが有力説。
花期は6〜7月。枝先に複散房花序をだし、白い花を多数開く。花弁は5個、雄しべは20個、花柱は3~4個。 



展望湿原の少し手前にある雪渓 ❄️❄️



雪渓が解けた湿原ではこれからハクサンコザクラ、タテヤマリンドウ、コイワカガミなどが咲き出します。🌸💕



展望湿原 (標高2010m) に到着〜 🥾

本当は目の前に白馬大雪渓や北アルプスの山々🏔️🏔️がどーんと広がっているんですが…. 😅
でも小蓮華山 (標高2766m) の稜線だけはなんとか見えました。😆




薄っすら山の稜線が見えた〜 🏔️🏔️🤩

山にはオオシラビソ/大白檜曽 (別名:  アオモリトドマツ) がたくさん生えています。
オオシラビソは長野県の白馬地域では「つがの木」と呼ばれていて、自然園の湿原を池になぞり「栂池」という地名になったそうです。



ツクバネソウ/衝羽根草 Paris tetraphylla A.Gray
シュロソウ科ツクバネソウ属の多年草。
長楕円形の葉が4個輪生する。葉の縁は全縁で先端はとがり、葉柄はない。
外花被片は披針形で緑色の萼状。内花被片は退化してない。雄しべは8個で花糸は長く、葯は線形。花柱は4個に分枝する。



カラタチゴケ Ramalina conduplicans Vain. の仲間か ヤマヒコノリ Evernia esorediosa (Müll.Arg.) Du Rietzといういずれも樹枝状の地衣類かな? 🤔

焦げ茶色の円盤状のものは胞子を放出する子器と呼ばれる部分。