春のアヤメ平〜尾瀬ヶ原ハイキング / Spring Hiking in Oze ⑩ 🌸🌼🌱🥾⛰️

June 1st 2024


🌼 山の鼻〜鳩待峠のお花達 (続き) 🌸



ズダヤクシュ/喘息薬種 Tiarella polyphylla
ユキノシタ科ズダヤクシュ属の多年草。
富山県、福井県、長野県では喘息の咳止薬として使われたのでこの名前。山地帯~亜高山帯の湿った樹林下に生える。
花の造りが独特。卵形で白い花弁のように見えるのが萼片。花弁5個は白色で長さ2.5mmの針状で萼片より長いが目立たず、雄しべのように見える。雄しべは10個で花外に突き出る。花柱は2個で大小がある。



木道の間に可愛いピンクのズダヤクシュを見つけました。😍 ピンク色のズダヤクシュを見るのは初めて〜💕😆 また会いたいなぁ〜♫



ミヤマスミレ/深山菫 Viola selkirkii
スミレ科スミレ属の多年草。
本州では標高が高い亜高山帯から山地帯にかけての明るいやや湿り気のある林縁や草地に生育する。
標準タイプは花弁が細い。側弁は無毛で柱頭はカマキリの頭型。葉はハート型。



トリガタハンショウヅル/鳥形半鐘蔓 別名:  アズマハンショウヅル/東半鐘蔓 のつぼみ Flower buds of Clematis tosaensis
キンポウゲ科センニンソウ属の木本性つる植物。
牧野富太郎による命名。牧野が高知県仁淀川町の鳥形山で採集したものをタイプ標本としたことから鳥形が付く。
淡い黄白色の釣鐘型の花を咲かせる。
花柄は葉柄よりずっと短く、萼は4中裂。先端には鋸歯がある。花弁に見えるのは萼で、花弁はない。



タチカメバソウ/立亀葉草 Trigonotis guilielmii
ムラサキ科キュウリグサ属の多年草。
茎が立ち、葉が亀甲状にみえるのでこの名前。
花の色はごく淡い淡紫色〜白。山地の渓流沿いや木陰など湿ったところに生える。




可愛いタチカメバソウ🤍にも会えました。🥰



シラネアオイ/白根葵 Glaucidium palmatum Siebold et Zucc.
キンポウゲ科 (またはシラネアオイ科) シラネアオイ属の多年草で深山に生える。日本固有種の1属1種。
4枚の花弁に見える部分は萼片。日光白根山に多く、花がタチアオイに似ることからこの名前。

昨年までは鹿の食害から守るのに電気柵で囲われていたシラネアオイ。鹿は電気柵も突破するようになったので、今年は檻で囲われていました。😅



ヒロハテンナンショウ/広葉天南星 Arisaema ovale
サトイモ科テンナンショウ属の多年。
葉は1枚でほぼ掌状になる。小葉にはほとんど柄がなく、全縁。花序は葉よりも下につく。仏炎苞は黄緑色~緑色、光沢があり、隆起する白条がある。



昨年は上高地で会えましたが、今年は鳩待峠のすぐ手前で会うことができました。🐍💚😆 仏炎苞の隆起する白条がかっこいい😎です。



ノビネチドリ/延根千鳥 Neolindleya camtschatica
ラン科ノビネチドリ属の多年草。
名前の由来は、近縁のテガタチドリの肥厚した根茎の形が掌状で「手形」であるのに対し、本種の根は掌状にならず、伸びるため「延根」。

ハクサンチドリ、テガタチドリとの見分け方:
ノビネチドリは森林に生育。葉が波打つ。
ハクサンチドリは湿原に生育。葉は波打たず花が尖っている。
テガタチドリは花の色が淡く、ギッシリと詰まっている。




え!こんなところに!🤩という場所にたくさん咲いていました。😆🙌



ツボスミレ/坪菫 別名:  ニョイスミレ/如意菫 Viola verecunda
スミレ科スミレ属の多年草。
坪菫の坪は庭のことなので、庭に生えるスミレの意味。如意菫の名前は、葉の形が仏具の如意に似ることから。

鳩待峠にたくさん咲いていました。🤍💜😻