春のアヤメ平〜尾瀬ヶ原ハイキング / Spring Hiking in Oze ① 🌸🌼🌱🥾⛰️
June 1st 2024
夜行日帰りバスツアーで今年も遥かな尾瀬へ〜 😆 今シーズンも雪が少なく、昨年より更に雪解けも早かったので尾瀬ヶ原のミズバショウは終盤。😅 当日は朝からお天気もよさそうなので、去年の秋に歩いたアヤメ平を回る周回コースにしました。😁
歩いたコース: 鳩待峠→アヤメ平→富士見峠→竜宮十字路→牛首分岐→山の鼻→研究見本園小回り→鳩待峠
天上の楽園・アヤメ平から池塘越しに燧ヶ岳を望む 🏔️🥹
Majestic Mt Hiuchigatake (2356m) seen from Ayamedaira Marsh, Oze
霧に包まれた鳩待峠 (標高1591m) を5:12 am に出発。コルリやルリビタキの囀りを聞きながら、横田代を目指して登っていきます。
朝はかなり寒くて、コミヤマカタバミもまだ閉じたまま。マイヅルソウやユキザサもまだつぼみです。
朝の光の中で萌えるダケカンバの美しい新緑を楽しみながら古い木道とぬかるみの道を進みます。🥾
横田代までで会えたお花は…
オオカメノキ/大亀の木 別名: ムシカリ/虫狩 Viburnum furcatum
ガマズミ科ガマズミ属の落葉低木。
葉の形が亀の甲羅に似ているのでこの名前。葉は虫に食べられることが多く「ムシカリ/虫食われ」の別名をもつ。
花は白色の小さな両性花のまわりを大きな5枚の花弁を持つ装飾花が縁どる。
夏に赤い実をつけ、秋には黒く熟す。
タケシマラン /竹縞蘭 Streptopus streptopoides subsp. japonicus
ユリ科タケシマラン属の多年草。日本固有種。
名前は竹の葉に似た縞模様の蘭という意味だが、ランではない。
茎は普通2分岐する。葉腋から細い花柄を下げ、花を下向きにつける。花被片は反り返える。果実は球形で赤く熟す。
たくさん咲き始めていました。😍
鳩待峠〜山の鼻のエンレイソウはすでに果実ができ始めていましたが、標高の高いこちらではまだ見頃でした。😄
ミズバショウ/水芭蕉 Lysichiton camtschatcensis Schott, Asian skunk-cabbage
サトイモ科ミズバショウ属の多年草。
花に見える純白の部分は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれ、葉が変形したもの。仏炎苞の中央にある円柱状の部分が小さな花が多数集まった花序。
横田代の入口付近には咲き始めたばかりの美しいミズバショウが。🤍💛🤍💛🤩
ミズバショウで縁取られた湿原の入口 🤍🤍🤍
横田代 (標高1860m) Yokotashiro Marsh
鳩待峠と富士見峠のほぼ中間に位置し、周りを針葉樹に囲まれた尾瀬でも稀な山の上にある傾斜湿原。
湿原には… 🌸🌱😍
ミツバオウレン/三葉黄蓮 Coptis trifolia
キンポウゲ科オウレン属の多年草。
漢方薬の薬草のオウレンに似、葉が3枚あるのでこの名前。
白い花弁にみえるのは萼片で5枚ある。花弁は蜜を分泌し、黄色で萼片より小さい。
ショウジョウバカマ/猩々袴 Heloniopsis orientalis, Oriental swamp pink, swamppink, Japanese hyacinth
メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草。
花が赤いのを猩々(大酒飲みでいつも赤い顔をしている中国の架空の動物)にたとえ、根生葉の重なりが袴に似ていることからこの名前。
山地の谷沿いや林野の湿ったところに生える。
ピンクの濃い子、薄い子、赤っぽい子、いろんな子がたくさん咲き始めていました。🧚♀️🧚♀️🧚♀️
モウセンゴケ/毛氈苔 Drosera rotundifolia L.
モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草。
主に栄養分の少ない湿地に自生する食虫植物の一種で、葉にある粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲する。
腺毛は通常赤く、その姿が緋毛氈(ひもうせん: 赤く染められたフェルトの敷物)のように見えるところからこの名前。コケとつくがコケの仲間ではなく、種子植物。
葉を展開し始めたばかりのモウセンゴケ。粘毛を開く過程がかわいい。😻😆
タテヤマリンドウ/立山竜胆 Gentiana thunbergii var. minor, Tateyama gentian
高山から亜高山帯の湿原に生えるリンドウ科リンドウ属の2年草。
ハルリンドウの高山型変種で、花の色が淡い。