春爛漫の御岳山へ / A beautiful spring day at Mt. Mitake ③ 🌸🌼 ⛰🥾

April 19th 2024



ヒメニラ/姫韮 別名:  ヒメアマナ、ヒメビル Allium monanthum
バナ科ネギ属の多年草。
草全体にニラに似た弱い臭いがある。食用になる。
雄株、雌株、まれに両性株がある。雄花には雄蕊が6個、小型の雌蕊もあるが結実しない。雌花は雄蕊はなく、花柱の先は3裂する。



ヒメニラの雌花です。極小です。😆 今年は双子ちゃんや三つ子ちゃんを見つけられませんでした。😅



アリアケスミレ/有明菫 Viola betonicfolia var. albescens, arrowhead violet, showy violet, mountain violet 
スミレ科スミレ属の多年草。
人家近くのやや湿ったところに生える。花の色が変化に富むのを有明の空にたとえた名前。



御師集落内の道端に咲くアリアケスミレ。🤍💜



マルバスミレ/丸葉菫 Viola keiskei
スミレ科スミレ属の多年草。
葉の形が丸っこく、純白の花をつける。
柱頭はカマキリの頭形。葉は全体に丸い心形から卵形で基部は心形。毛が多い。
側弁の基部に毛がある個体を ヒゲケマルバスミレ/髭毛丸葉菫 という。
花期は4月上旬〜5月上旬。

花弁が薄っすらピンク色の可愛いマルバスミレ。💗🤍 でもヒゲ🥸があるのでヒゲケマルバスミレです。😆



ヒメレンゲ/姫蓮華 別名:  コマンネンソウ/小万年草 Sedum subtile
ベンケイソウ科マンネングサ属の多年草。
根元にあるロゼット状の葉の姿が、仏の蓮華座に似ているのでこの名前。
山地の渓流沿いなどの湿った場所に走出枝を伸ばして広がる。裂開寸前の葯は橙赤色。

御師集落内では少し咲き始めていました。💛💚 ロックガーデンではまだです。



シロヤブケマン/白薮華鬘 White flowering Fumewort, Corydalis incisa f. pallescens
ケシ科キケマン属の越年草。
ムラサキケマンの白花で、花びらの先端に紫色が残っているものをいう。
(紫がなく真っ白なものはユキヤブケマンと呼ばれる。)
ヤブケマンとはムラサキケマンの別名。



ナガバノスミレサイシン/長葉菫細辛 Viola bissetii
スミレ科スミレ属の多年草。 
雪の少ない太平洋岸に分布する日本の固有種。葉が短いスミレサイシンは日本海側に多い。
サイシンは、葉の形がウスバサイシン (ウマノスズクサ科) に似ていることから付けられた。

御岳山山頂からさらに標高を上げると美しいナガバノスミレサイシンが咲いていました。💜 ただ例年よりは明らかに株数が少なく、花をつけた株がほとんどなくて残念でした。🥲



カタクリ/片栗 Erythronium japonicum Decne., Asian fawnlily, Japanese dog’s−tooth violet
ユリ科カタクリ属の多年草。
地下の鱗茎(細長い薄皮に包まれた球根)の姿がクリの片割れに似ることから「片栗」という名前。かつては鱗茎から片栗粉が作られていた。
葉は開花株では2枚、まだ花が咲かない株では1枚つく。種子で繁殖するが、発芽から開花まで8〜9年かかる。





富士峰園地のカタクリはほとんどお花が咲き終わっていましたが、山の上ではちょうど咲いていました。💜💗 カタクリも以前に比べると花が圧倒的に減りました。🥲 花をつけない小さな単葉は結構ありましたが。動物の食害にあっているのかな、と思います。🦌😰



奥の院の岩場の上からの眺め Great view from Mt. Okunoin
手前左端のピークが御岳山(929m)、そこから右に続くなだらかな尾根が長尾平、その向こうの尾根にある一番高い山が日の出山 (902m)、そして右には麻生山 (794m)



ヒナスミレ/雛菫 Viola tokubuchiana var. takedana
スミレ科スミレ属の多年草。
ピンク色で弱々しく愛らしいので雛すみれという名前。
側弁には毛があり、柱頭はカマキリの頭形。上面は左右前方に張り出さない。
葉は披針形で先がとがり、基部は深い心形。ふちに粗い鋸歯があり、裏面は紫色をおびる。

咲き残っていた薄いピンク色のひなちゃんにも会えました。🥰