夏の御岳山ハイキング その2 / Summer hike at Mt. Mitake ① ⛰🥾🌸🌼🌿🌲

August 18th 2023


3週間強ぶりの御岳山・ロックガーデンハイキングです。😁

まずは富士峰園地とその周辺のお花から〜 🌼



ソバナ/岨菜、蕎麦菜 Adenophora remotiflora
キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。
名前の由来には諸説あり、葉の形や食感がソバの葉に似ているから、切り立った崖「岨」に咲くから、杣人(そまにん=木こり)の野菜を意味する「杣菜/そまな」から来ている、など。

前回はまだ僅かに咲き始めたばかりでしたが、今回はピークを過ぎた感じ😅でした。それでも高尾山系では会えないお花なので、会えてよかったです。💜😍



ソバナの特徴:  ソバナは葉が茎に互生し、葉に長い葉柄がある。またソバナは花冠から花柱がほとんど飛び出さない。

… というとこですが、花柱がかなり長いものも結構あります。😂 ツリガネニンジンやフクシマシャジンと比べると短め、花や葉っぱは輪生せず、茎の下の方の葉には長めの葉柄があり、花冠自体も全草の姿もフクシマシャジンと比べるとがっしりしています。(フクシマシャジンは花序の側枝が横に長く張り出します。)



レンゲショウマ/蓮華升麻 Anemonopsis macrophylla, false anemone
東北地方南部から関西地方にかけて分布するキンポウゲ科レンゲショウマ属の多年草で、日本特産の1属1種の花。
花がハス(蓮)に、葉がサラシナショウマ(更科升麻)に似るのでこの名前。
花は薄紫の入った白色で、二段構造に見えるが、花弁のように見える白い部分は花弁ではなく萼。花はその下にある。





こちらもそろそろ終盤という感じでした。
今年は空梅雨で、下の方の葉が茶色く変色してしまっているのと、何度か鹿🦌が鹿柵を破って侵入し、レンゲショウマを食べてしまったとのことで、お花の密度が低い感じで残念でした。🥲



ヒヨドリバナ/鵯花 (オオヒヨドリバナ/大鵯花) Eupatorium makinoi var. oppositifolium, Boneset
キク科ヒヨドリバナ属の多年草。
秋の七草のフジバカマと同じ仲間。見た目も良く似ている。フジバカマの葉は3深裂し、ヒヨドリバナの葉は裂けない。



トチバニンジン/栃葉人参 の果実 Fruit of Panax japonicus, Japanese ginseng
ウコギ科トチバニンジン属の多年草で、日本原産の薬用植物。
葉の形状がトチノキに似ているのでこの名前。
果実は直径6〜7mm、赤く熟し、先端に2個の花柱が残る。



ソウシシヨウニンジン/想思子様人参 の果実 Fruit of Panax japonicus f. dichrocarpus
赤い果実を付けるトチバニンジンの変種で、果実期以外は区別できない。果実は赤く熟し先端は黒くなる。果実が想思子(トウアズキ/唐小豆 の生薬名)に似るトチバニンジンであることからこの名前。

大好きなソウシシヨウニンジンに今回も会えました。 ❤️🖤



ヤマウド/山独活 別名: ウド/独活 のつぼみ Flower buds of Aralia cordata, oudo, spikenard, udo (a mountain plant which produces fat, white, edible stalks)
ウコギ科タラノキ属の大型の多年草。
山野に自生するほか、栽培も行われている。若い芽は柔らかく芳香があるので、古くから食べられている山菜の代表格。