全体で感じる | バラのお話

バラのお話

1998年 福島県須賀川市でバラ農園をはじめました。
農家は研究開発型の仕事だと言う信念で
とにかく、毎日を実験しまくっています。
バラの育て方の方法を色々と書いていきます。
もっといい方法があれば、コメントください。
ありがたいです。

これは 春の写真ですが

 

光合成菌が 繁殖しています。

 

マルチの上では 糠がカビを生やしています。

 

そして 虫につくカビたちも たくさん まいてあるので

(昔まいたのが居残っている)

 

湿度が増してくると 虫もお亡くなりになります。

(写真は 不評なので 出しません)

 

 

うまくいくときもあり うまく行かないときもある

 

だから 他の 防除 袋掛け とか 虫取り板 とか

 

も仕掛けてあります。

 

 

こんな 小さなハウスの中でも

 

因果関係だけで 物事は成り立っていないので

 

薬をかければ効くとか

 

肥料をやれば 咲くとか

 

そんな 単純な関係になっていません。

 

 

だから 光合成菌が 土壌を良くしてくれるときもあるかも

 

とか

 

食虫カビが 虫を食ってくれることもあるかも

 

とか 納豆菌が カビと戦ってくれることもあるかも

 

とか考えながら

 

それでも 酢をかけて ばらの免疫系を良くしてあげるとか

 

物理的な方法で 虫を捕るとか(カミキリムシは 網や手で取ります)

 

何でも 思いつく限りのものはやっています。

 

 

そして 足し算していき なんとなくうまくいくようになったら

 

引き算していき 必要なものだけ残す。

 

 

そんなことを 何回も繰り返しています。

 

 

生き物をいじっていると

 

コントロールをとって 比較実験できるような系は組めません。

 

比較して 有意だと思っても 2回 3回 4回 やると

 

そうでもなかったりするのです。

 

 

逆に 1回ではだめでも 何回かやっていると

 

効き目あるかも と思ったりすることもあります。

 

 

昔から 菌の培養に 多変量解析 取り入れたりしましたが

 

キレイにあたったことはありません。

 

 

何回もやってみることしかありませんね。

 

環境の方も変化していきますし。

 

 

 

 

そのへんは 医療も同じかなと思っています。

 

そして 商売も。