エネルギー15(水の素) | バラのお話

バラのお話

1998年 福島県須賀川市でバラ農園をはじめました。
農家は研究開発型の仕事だと言う信念で
とにかく、毎日を実験しまくっています。
バラの育て方の方法を色々と書いていきます。
もっといい方法があれば、コメントください。
ありがたいです。

須賀川なんか降ってもこれくらいです。

昼にはなくなります。今年は 温かいようだし。

タイヤ 新しくしないでも良かったかな。

(須賀川だけで生きていないのでやっぱり必要やね)

 

 

 

太陽光 と CO2 と エネルギー

そしてそこからできる 炭水化物

の話はしましたが

 

もう一つ

 

太陽光と 炭水化物 そして水素の話。

 

 

炭素は 酸素と化合すると 熱(エネルギー)をだして

二酸化炭素になります。

炭素は 潜在的に エネルギーを含んでいる

ということですね。

 

 

水素は 酸素と化合すると 熱(エネルギー)をだして

水になります。

水素も 潜在的に エネルギーを含んでいる

ということです。

 

 

なので 活性化させた 水素があると

CO2 を 還元して メタンガス ( CH4 )

を作ることができます。(今話題の ガソリンに代わる

e-fuel(合成燃料)は 水素のエネルギーで作られます。)

 

水素のエネルギーは大きいので

燃えカスのCO2から 燃えると熱(エネルギー)を出す

メタンガスも作ることができます。(メタネーションといいますが 産業技術総合開発機構(NEDO)などで研究中です)

 

 

植物の中では 太陽のエネルギーを使って

もっともっと複雑なシステムで

水とCO2 から メタンよりも もっと複雑で長い

炭水化物(糖とか二次代謝物とか)

を作り出すことができます。

 

 

作られた 炭水化物は 炭素も 水素も

エネルギーを持っているので

酸素と化合されると エネルギーを放出します。

 

 

体内でそういう化学エネルギーの連鎖を起こすと

筋肉を動かす 力(エネルギー)や

体を温める熱(エネルギー)になります。

 

そのとき 炭水化物は、燃える(酸化される)わけですから

水とCO2 がでます。(体の中でも車でもそこのところは一緒)

 

太陽のエネルギーは 水 と CO2 を媒体として

生き物の中で ぐるぐる 回る という仕組みになっています。

 

炭水化物で 運動や熱に 使われなかったエネルギーは

(脂肪も繊維も栄養学的には違うけれど エネルギー的には炭水化物のひとつです)植物や動物の中に蓄えられます。

 

 

それが 他の植物や動物 の餌になり。

それは 違う生き物の中で消化され 化学エネルギーのもととなり また その生き物の中で 運動エネルギーや熱エネルギーに

変えられます。(デンキウナギだったら電気エネルギー)

 

そうして どんどん 生き物の中を巡り巡って行く

炭水化物が あいにく 他の生き物に使用されなくて

地球の中に 閉じ込められてしまうと

 

石炭や石油になります。

 

炭水化物や二次代謝物の 成れの果てが 石油 石炭

というわけです。

 

 

太陽の使い残りのエネルギーが 石油や石炭です。

 

 

それを使って 電気を作るのは

大昔の太陽エネルギーを使っているということです。

 

 

 

水素に 大きなエネルギーがあるので

窒素が 水素によって 還元されると

アンモニア(NH3) ができます。

 

 

そして アンモニアは やっぱり エネルギーを

もっているので 発熱させることができます。

 

アンモニアを燃焼させて 電気を発電しようというのは

アンモニア から 水と窒素酸化物ができるときの

熱エネルギーを利用しようというものです。

 

 

水素には このように 有り余る エネルギーがあるので

水素のまま 燃やしたらいいじゃん。

 

 

ということで

ガソリンなどの炭水化物を使う代わりに

水素そのままで エンジンを回そう

という 車もあります。

 

 

水素 そしてその元になる 水(漢字としては反対になるのか)

 

 

水があることで

太陽のエネルギーは 地表で うまく循環するように

なっています。(CO2にも同じ働きがあります)

 

 

水素は あまりにも身近で

 

忘れそうになりますが

 

 

宇宙で 一番重要な 元素かもしれません。