薔薇 を 酸素のない状態で熱すると 炭になります。
大概の生き物は 炭になりますが
それは
今 地球上にいる 生き物が 炭素系の生き物だからです。
地球ができたときに
地球上のガス(空気)の中には
炭酸ガスがたくさんありました。
CO2 96%
後は 窒素とかアンモニアとかメタンとか
気圧も 今の70倍くらい
現在の金星の空気の様な感じでした。
そこから 岩石ができ 海ができ
CO2は それらに吸収されましたが
半分以上の CO2は 藻類が誕生してから
急激に 藻類に取り込まれていきました。
生き物が 炭素を取り込んでいったのです。
生き物 自体ができたのは 36億年前とも
40億年前とも 言われていますが
20数億年前
シアノバクテリアという 太陽光を使って
炭酸ガスから 自身の身体 と エネルギー
を作り出す方法を持つ生き物が
膨大に地球に増えたことで
その 排泄物としての 酸素も増えました。
(思いっきり環境破壊してますね)
このように して 炭素の塊(窒素も入っている)と
酸素が 至るところにあるようになったので
他の生き物はそれを食って生きていけるようになり
動物(植物を食べて生きていく生き物) なども
たくさん増えだしました。
植物(藻類も含む)が たくさん
炭酸ガスを 食い散らかしてしまったので
炭酸ガスは ほとんど 地球からなくなってしまいました。
それでも
植物は 炭酸同化を非常に効率的にするように進化して
0.03% の濃度の 少ない炭酸ガスからでも
エネルギーと身体を作れるようになりました。
植物は 生き残るために 色々な物質を作ります。
生き物なので 酵素(触媒)をたくさん作り
それによって 色々な物質を 合成します。
それらは タンパク質であったり 糖類であったりするのですが
このときに 鎖状脂肪酸も作られ ベンゼン環型の化学物質も
作られたのです。
石炭を蒸留したときにできる ベンゼンや
ナフタリンなども もともと 植物が作ったものなのです。
それを食って生きている 動物たちも 土に埋もれて
石油となりました。
今 人間が 石油から 色々なものを作っていますが
その 素の素は CO2。
植物がCO2を捕まえて 動物に食われて
朽ち果てる これの積み重ねのおかげなのです。
石油製品を 有機化合物とゆうのは そういうことです。
今 使っている 有機化学製品も 薬も 樹脂も 実は
むかし 生き物たちがどこかで作っていたものかもしれません。
プラスチックは むかしは腐らないと言われていましたが
実は40年も昔から ナイロンオリゴマーを食べる
バクテリアは発見されていたし
PETボトルを 食って水素を出してしまうような
バクテリアも 近年発見されています。
生き物世界は 人間よりは 変化するのに時間がかかりますが
人間が やるくらいなことは 知らん間に できるように
なっていくものです。
それら むかしから代々引き続いている生き物にとっては
2億年前とおなじ環境になったから
ちょっと むかしの遺伝子発現させたろか
というくらいのものかもしれません。
人間の やることは 今まで どの時代かわからないけれど
その時の生物が 一回 やってきたことかも しれません。
人間は
まだまだ ほかの生き物から学ぶべきことが多いのです。