バラの香り | バラのお話

バラのお話

1998年 福島県須賀川市でバラ農園をはじめました。
農家は研究開発型の仕事だと言う信念で
とにかく、毎日を実験しまくっています。
バラの育て方の方法を色々と書いていきます。
もっといい方法があれば、コメントください。
ありがたいです。

 

今年は 無加温のハウスは手入れをしなかったので

 

アブラムシが来ました

 

でも。

 

花が咲いて

 

香りが強くなると

 

香りを 発している

 

花びらには

 

ほとんどいなくなります。

 

ついているのは

 

香りのない ガク や 茎 の部分になります。

 

ダマスクくらい 香りが強くなると

 

香りの中の リナロール ゲラニオール や

ネロール と言われる 虫の嫌いな

成分で 虫を追い払います。

 

もちろん蜂には来てもらわなければ活けないので

 

蜂にとっては良い香りなのです。

 

バラの 香水のような香り の成分

 

フェニルアルコールなどは 抗菌作用がありますので

 

元気なバラは

 

うどんこ病にもかかりにくいのです。

 

原種系のバラは

 

育種によって色々といじられていないので

 

虫が嫌いな 成分や カビの嫌いな成分を

たくさん 生産することができます。

 

だから

元気に育てることができると

 

思ったよりも

放ったらかしでも

 

綺麗な花が咲きます。

 

今年、 無加温ハウスの

ダマスクに アブラムシがついたので

販売は 取りやめにしましたが

 

(もらったひとが気持ち悪がると思うので)

 

実は 花びらはきれいなので

 

花びらだけを集めて

フローラルウオーター は 作ろうと思います。

 

一昨年 去年に作った分は売り切れてしまったので

 

頑張って 今年 また 作ります。

 

5-6月に 蒸留した フローラルウオーターは

 

8月くらいになると

香りが落ち着くので

 

8月くらいからの販売になると思います。

 

香りは

バラの恩恵です。

 

実は、人間のために

発しているのではなくて

 

バラ自身を守るために 作っているのだとしても

 

人間にも たくさんの 癒やしを与えるようです。

 

人間の嗅覚は

アブラムシではなくて 蜂に近いのかも

 

と思ったりします。