こんにちは。
山口亜澄(あずみ)です。
私たち夫婦は、いわゆる「聴者」で、耳が聞こえてて、
「健常者」に分類されます。
「聞こえる人が手話教室やるな」
「聞こえる人が聴覚障害について講座やるな」
「聞こえる人が手話歌やるな」
これらはもう、聞き飽きたフレーズではあるのですが、
ですが。
やっぱりね、
聞いて嬉しくはならないね
捉え方は人それぞれ、自由でいいから、
どう捉えようが、
どう思われようがいいんです。
いいんです!!!!
けど、「感情」は…
はぁ…
寂しいなぁ…
なんでそう思うのかなぁ…
誰かに嫌なこと言われたのかなぁ…
ヘンなことしてる聞こえる人がいるのかなぁ…
などなど、心の中はぐちゃぐちゃとなるのです。
だって、
私たちは至って真面目です。
(もう自分で言うけどさ)
「聞こえない人って、なんにもできないでしょ?可哀想じゃないの」
って気持ちは1ミリもなく。
むしろ、聞こえる人たちに向けて、こんなメッセージ。
あのね、ちょっとだけ知ってれば、
全然怖くないんだよ。
「聞こえない」って、別になんでもないんだよ。
そりゃ、もちろん困り事はあるよ。
でもそれだって、人それぞれ違う。
周りが決めつける事じゃない。
聞こえないって、こういうことか!
だったら、こうすればいいよね?
一人一人、聞こえ方は違うんだね。
手話がいい人、文字情報がいい人、口を読める人、
色々な人がいるんだね。
そういったことが少しでも分かると、
みんなが生きやすくなりませんか?
偏見があるのって、「知らない」からです。
人間だから、偏見を持つし差別もする。
それは当たり前だとして、
その上で、
「出来る限り、偏見や差別を減らせると、より良いんじゃないかなぁ」って、
この社会に生きる人が思っていれば、
もっと良くなるのでは?
もっと、「誰もが」生きやすくなるのでは?
そう、考えています。
少なくとも、Y-SMILE.は真剣です。
「だれもが互いに協力し合える世の中」を創るぞぉって、
そう思って、会社作ったんです。
聴覚障害者をバカにしたことなんか、ありません。
そもそも、「障害者は弱い」とか、「なんも出来ん」とか、思ってないから。
障害者を「どこか欠けてる人」って見方をする人もいるんだけど、
そもそも人間みんな、どこか欠けてる。
欠けてるから面白いんだよ、って私は思ってる。
というか、何をもって「完全」とするのか分からないから、
「欠けてる」とさえも言えないのよね。
話を戻しますと。
説明する時に、「健常者」「障害者」って言葉があるから使うだけです。
そもそも「〇〇障害」って表現は、医学の中で使うものであって、
そこに差別とか偏見の「気持ち」は乗っていません。
通常ではこうだけれども、
なんらかの障害があって、上手く動かない、とか、
正常に働かない、とか、単にそういう意味です。
医学は、「正常値」「基準値」というのがあって、
そこから外れると「異常値」とか、
何か「障害がある」といった表現をするので、
医学から外れた分野で「〇〇障害」と使って、
差別だ偏見だというのは、
いかがなものかなと思うのです。
(ワタクシ個人としては)
改めてY-SMILE.のことを話しますと、
弊社の事業は「社会モデル」です。
いわゆる「健常者」へアプローチし、
マジョリティ側の認知度を高めることで、
マイノリティとされる人が社会参加しやすくなる。
例えば、聴者に向けて「聴覚障害とはなんぞや」を伝え、
少しでも知識を持ってもらうことで、
抵抗感をなるべく抑える。
聞こえる人だからこそ、聞こえる人へアプローチしやすい部分があります。
そして、「もっと話を聞きたい!当事者の話を聞かせて欲しい!」という気持ちにさせ、
「自ら知りたい」となる「動機づけ」をする。
それが、我々の仕事。
私たちが伝えることで、
当事者の出番が増えるってことです。
もっと教えて!って、「知りたくなる」んです。
いくら当事者が情報を与えても、
それが「知りたいこと」でなければ、
すぐに忘れられます。
だって、「他人事」ですもの。
「この社会では、既に聴覚障害者と共存してるんだ」
「自分も、いつか難聴になるかもしれないよなぁ」
「いつも行くスーパーに、聞こえない人がいるかもしれないね」
「もしかしたら、今朝挨拶したあの人は、耳が聞こえていなかったのかな?」
こうして、ちょっとずつ「自分事」となる人が確実に増えることこそ大切だと、
ホントに心からそう思うのです。
マジで、真剣に、真面目にそう思ってる!!!!
だから、「手話でありがとう」で、こんな動画を作りました。
何度でも、観たくなる。
何度でも、観て欲しい。
聞こえる人達にとって、
手話はぶっちゃけ「不要」だし、
聞こえない人と、関わりないもんねぇ…って感じの人がほとんどです。
そりゃそうだ。
だけど、この動画の中では、
当たり前に「手話でありがとう」がある。
手話っていいじゃん!!って思ってる。
手話、やろうかな?って思ってる。
そこには、偏見なんてものはない。
観たら分かります。
我々が、本気だってこと。
真剣にやってるってこと。
Y-SMILE.以外にも、
本気で真剣に、真面目にやってる手話関係者はたくさんいます。
もしかしたら、ごくごく一部のどなたかは、
「障害者からカネ取ったろ」ぐらいのことを考えて、
「福祉なんて補助金もらえてカンタンじゃね?」という意識の元、
ヘンなことをしているのかもしれませんが。
そんな人、団体、会社は、
勝手に潰れていきますから。
「自然淘汰」されていきますから。
無視
一緒に、楽しい未来、「Y-SMILE.な未来」を創りましょ✧٩(ˊωˋ*)و✧
🤟Y-SMILE.株式会社ホームページ🐾
最後まで読んでくださって、ありがとうございます(o^^o)
それではまたすぐに~!
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