今日、スーパーで、知り合いの方にお会いしました。
10代のお嬢さんがいた事を思い出したので、
「アヤちゃんはお元気?
すっかりお嬢さんでしょうね。」
と尋ねてみました。
「うん、昨日、高校の卒業式でした。」
「え~っ!早いね~! この間まで小学生だったのにねぇ。」
「4月からは大学生になります。」
「わあ、おめでとうございます
楽しみですね」
「それが。。。。。」
「どうしたの?」
「福祉系の大学に行くのです。
介護や福祉の仕事がしたいんだって。」
「若いのに、志が素晴らしいですね。」
「そうなんですけど、なんか腑に落ちなくて。。。」
話を聞いてみると。。。
お嬢さんのアヤちゃんは、発達に凸凹があるタイプ。
それは成績にも顕著に顕れていて、
数学は、小学生の頃から高校生レベル。
高校生になってからは、数Ⅲも難なくこなし、
高2からは、理系のクラスに在籍していたのだそうです。
ただ、他の科目はちょっと。。。という感じなので、
お母様の希望としては、
是非、理系の単科大学に進んで、得意の数学を活かしてほしい
と願っていたのだそうです。
それが、本人の希望は福祉系の大学への進学。
「福祉系の大学なんて、数学を活かせないじゃないの!」
と、お嬢さんと何度も喧嘩をした結果、
結局、お嬢さんの希望を聞き入れることにしたのだそうです。
そして、推薦で福祉系の大学への進学が決まりました。
しかしその後、その友人はすっかり気落ちしてしまい、
仕事にも行けなくなり。。。
今は安定剤を飲みながら、なんとか暮らしているとのこと。
「今日、数ヶ月ぶりにスーパーに来たのよ。」
と言っていました。
確かに、そこまで数学が得意ならば、
親としては、理系の大学に進ませたい、と願うのは当然でしょう。
しかもお嬢さんは、コミュニケーション能力に、少々不安があるタイプらしいので、
福祉の仕事が勤まるのか?という不安も、親としてはあるのだと思います。
しかし、当のアヤちゃんは、数学への興味が失せてしまっているらしく。。。
「親としては心配ですよね。
でも、アヤちゃんの気持ちを尊重したことは良かったんじゃないかな。」
かなり気落ちしている友人に向かって、
私は、そんな事しか言えず
もっと気の利いた事が言えれば良かったのだけど、
その時は、それが精一杯で
こういう時、どんな風に言えば良かったのだろう。
なんか悔やまれます。
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