今年もCP+に参加して参りました。
例年に比べ、カメラの新機種が少ない年ですね。
ですから、X100Ⅵにいろんな意味で注目されていたように思います。
私も今年のCP+は、X100Ⅵが目的です。
iPhone15 Pro Maxで撮影
入場してFUJIFILMへ直行です。
やはりX100Ⅵの体験ブースが目を惹きます。
行列ができていましたが、午前中でしたので待ち時間は15分程度。
シルバーモデルを手にします。
先ずは、レトロなデザインで私の好みです。
正面から。
シルバーのカメラは、レンズの色によっては似合う似合わないがありますが、コンデジなので、この外観は確定でいつもかっこいい。
OVFとEVFを切り替えられる機構で、ハイブリッドビューファインダーと呼ばれているようです。
こんな機構は、必要なの?面白いの?と以前から気にはなっていました。
FUJIFILMの男前の社員さんに、操作法を教えてもらって暫く遊んでみました。
はっきり言って、楽しい。
絶対に必要なものではないですが、楽しい。
もう一つ、とても気になっていたのは、フィルムシミュレーションです。
FUJIFILMの看板機能ですが、ニコンにだってピクチャーコントロールがあるので、正直、そんなに変わらないでしょと思っていました。
背面液晶パネルで見る限り、なかなか趣がある色味で、そのバリエーションも多く、それぞれ味がある印象。
また、フィルムシミュレーションの設定変更操作が簡単にできるのも面白い。
流石、看板機能だけあり、殆どFUJIFILMのカメラに触れたことが無かった私でも直ぐにフィルムシミュレーションを変えることができました。
スナップ機であれば、液晶モニターは当然チルトが使い易いですが、X100Ⅵのチルト機構を触ってみて、これこれという感じ。
チルト液晶のヒンジ部が目立たない作りになっており、拘りを感じます。
最後になりますが、小さくて軽いカメラです。
スナップに最適なカメラです。
このあと、塙真一プロによるX100Ⅵのトークショーに参加しました。
今回のCP+の目的は、X100Ⅵの実機に触れることと塙プロのトークショーでした。
塙プロのお人柄溢れるトークでX100Ⅵの作例とともにカメラの特徴をご紹介いただきました。
塙プロは、シルバーを購入するそうです。
X100Ⅵの性能と特性がよく理解できました。
私は、実機に触れて暫く遊んでいる最中に、既に購入をほぼ決めておりましたが、花輪プロのトークで決意が固まりました。
それでは、わたくし個人的な印象ですが、どのような方にこのX100Ⅵをお薦めできるか述べさせていただきます。
初めて本格的なカメラを購入しようとされる方には、お薦めしないです。
カメラ歴があり、メインとなるカメラを既にお持ちで、サブカメラとしてスナップ用のカメラが欲しい方には、強くお薦めします。
スナップをメインに楽しんでいるフォトグラファーには、メインカメラとしても、2台目以降のカメラとしても強くお薦めできます。
塙プロは、スナップ以外にポートレートにもお薦めできると評価されていました。35mmの単焦点ですから、モデルさんとの距離が一定で、コミニュケーションを取りながら楽しく撮影が可能で、ポーズを取ってもらうのではなく、自然な動きを捉える撮り方となるようです。
コンデジでこの価格ですから、他人から薦められて買うような代物ではありません。
X100Ⅵのメリットとデメリットを理解した上で、X100Ⅵを指名買いするある程度のカメラ歴を持つ人が購入するはずです。
価格の高いカメラ? レンズ交換できないカメラ? そんなことは承知の上で、X100Ⅵの魅力を理解して楽しみたい人が購入するはずです。
X100Ⅵで贅沢な遊びをしたい人が購入すると思いますが、実はこのカテゴリーのカメラへのニーズは強く、しかも実際に購入行動を取る人達が多いと思います。
万人受けを狙ったカメラではなく、特定の層を狙ったカメラです。なので、この価格に批判的な人は今後も絶えないと思います、、
合理性や撮影効率を追求したカメラではなく、贅沢なお遊びができるカメラだというのが私のX100Ⅵ実機に触れた感想です。
世界中で予約が殺到して、直ぐに手に入るのか、私も少し不安なくらいです。
FUJIFILMさんは、90周年のようです。
X100Ⅵ、力を入れてましたね。
当然、ニコンブースにも立ち寄りました。
タッチアンドトライに注力されていました。