iPhone15 Pro Maxのカメラスペックをご存知でありましょうか?
光学で望遠レンズ120㎜が使えるのです。
テトラプリズムという機構だそうですが、あんな小さなレンズで光学120㎜です。
驚いたというレベルではなく、ミラーレスカメラの終焉すら感じたわけです。
(追記:テトラプリズム機構のレンズは、他機種で既に導入済みでした)
実際には、ミラーレスカメラは無くなりはしないでしょうが、アマチュアの多くの層が将来的にスマホに移行するのは確実でしょう。
iPhone Pro Maxがカメラとしてどれ程魅力的なのか、私の印象をまとめてみました。
・超広角13㎜レンズがあり、これはマクロレンズとしても使用可能。
・4,800万画素のメインレンズは、24㎜、28㎜、35㎜、48㎜の4種類を使用可能。
・望遠レンズは、iPhone15 Proが77㎜、iPhone15 Pro Maxが120㎜。
・最も注目すべきところは、iPhone15 Pro Maxの120㎜のレンズは、光学だけでの120㎜です。
一眼カメラ市場をスマホが奪い続けてきましたが、このところ、ミラーレスカメラ市場が盛り返してきているところでした。
そこへこのテトラプリズムレンズのiPhoneへの搭載で120㎜レンズを光学系で発売するというニュース。
スマホに対して、ミラーレスカメラの絶対的優位性であった望遠レンズが、あの小さなスマホの筐体に収められるようになってしまったということです。
これはとんでもない出来事であり、スマホの望遠レンズは一般的になっていくでしょう。
スマホとミラーレスカメラを比べた際に、ミラーレスカメラの大きなレンズは光学的にスマホでは追いつけない優位性がありますが、プロレベルでは大きな差ですが、素人で写真を楽しむレベルの殆どの方は、大差ないと感じてしまうかもしれません。
そうなりますと、ミラーレスカメラの生き残る道は、プロ使用、アマチュアではハイアマ、カメラや撮影の操作やメカを楽しむという目的が残るだけかもしれません。
つまり、ニコンさんが今目指しているカメラの注力している領域ということになります。
流石、老舗のカメラメーカーです。
将来の動向をしっかり見据えて重点領域を明確化していたということです。
さて、iPhone15Pro Maxのカメラ性能が余りにも魅力的で、スナップを楽しむことが私のカメラを嗜む目的の人間からすると、一気にiPhone15 Pro Maxがスナップに最適なのではと感じるようになりました。
スナップ撮影は、軽装であることがとても重要であり、iPhone15 Pro Maxはスマホの筐体に数本のレンズとカメラが備わっているので、軽装という観点からは比較にならないメリットがあります。
撮影の楽しさが、ミラーレスカメラの利点として残ります。
ですから、カメラにはデザイン等の趣味性が非常に重要となってくるわけです。
わざわざミラーレスカメラを持ち出すことになるのですから、かっこ良かったり、愛着心がないとね。
さて、私は困ってしまいました。
iPhone 15 Pro Maxは、複数のレンズを使い分けられ、望遠レンズのスナップも可能な時代となりました。
Nikon Zfが発表される直前に、iPhone15 Pro Maxのスペックに驚愕した私ですが、ここで私のスナップを楽しむカメラ構成を再考せねばならなくなってしまいました。
つまり、iPhone15 Pro Maxがメインの座を奪う可能性も出てきたため、手持ちのカメラシステムを考え直したいと思います。
これは参りました。
Nikon Zfをどうするのか、iPhone15 Pro Maxを購入ならばGRⅢxとバッティングしますし、趣味のカメラとしてZfとZfcのどちらを残すのか等、考えてみることにします。
それほど、このiPhone15 Pro Maxのテトラプリズムレンズの影響が大きいのです。
将来、カメラはスマホでという流れが加速するのがはっきりと確信できたのです。