3次元CAD、CGとモノづくり -4ページ目

3次元CADが今ひとつパッとしないわけ

みなさん、こんにちは。

またまた、しばらく間があいてしまいました。
今週は木曜日に、一日セミナーを担当しないといけないのですが、あとは
比較的オフィスワークが中心です。

天候のせいか、何かパッとしないですね。

忙しかったせいか、読もうと思ってためておいた新聞を積まれて
おります(笑)

◆◇◆◇

ところで、昨日配信されていた日経BP社のITProメールに、

「アプリ開発者から見たスマートフォンの魅力」

という記事がありました。

さて、別にその魅力についてさらに語ろうというわけではありません。
でも、その中に一つ興味深い記述がありました。

それは、iPhoneにせよ、Androidにせよ、今までのアプリの開発は
個人が趣味の延長でプログラムを書いて、それで一発当てる、
という傾向が強かったのが、いよいよ企業ユースになってきた
ということです。

さて、それと3次元CADにどういう関係があるのか。



大型の汎用機が中心だった頃は、もちろんソフトに個人ユースなんて
ありませんでした。

でもパソコンが普及しだしてからは、むしろ個人ユースが先行した。

実際、Windows95あたり以降では、パソコンやソフトが大好きな個人が
大枚はたいて頼まれもしないのに、ハイスペックなパソコンを買い、
様々なソフトを買い込んで仕事に生かしたりしていた。

そうこうするうちに、企業でも大規模に導入をする機運が高まってきた。



iPhoneとかiPadはどうでしょうか。今、積極的に企業での導入が試み
られていますが、先行しているのは圧倒的に個人のマーケット。

つまり、最終的に企業に定着しているものって、まず個人の市場を
おさえている。


別に、ちゃんと調査したわけではないですが、そのような印象を受けます。

だから、企業全体として導入するときにも、余計な説明なしに進めることが
できるわけですよね。



で、翻って3次元CADはどうか。

間違っても、パソコンとかiPhoneみたいに、個人で率先して試す人って
あまり見たことがない。(いないわけじゃないけど)

会社で広める前に、もっと技術者個人として自宅でも試すようにならないと
結局、3次元CADって広がらないんだろうな。



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設計製造ソリューション展(DMS)

みなさん、こんにちは。

今朝はそれなりにがっつり雨が降っていたように思いますが、すっかり雨もあがって、梅雨らしいジメジメとした天気になりました。はっきりって今、すごくダルいというか疲れております。ただし、それはこの天気のためだけではなくて、いつもより少し早めに家を出て、午前中いっぱいから午後2時くらいまで立ちっぱなし、歩きっぱなしだったから。

今日は特に3次元に関連する記事が新聞にも見当たらなかったので、そのかわりに「設計製造ソリューション展」の話しをしたいと思います。

「設計製造ソリューション展」 そう、今年もその時期になったんですね。

第21回設計製造ソリューション展(DMS)、第14回機械要素展(M-Tech)、第18回3D&バーチャルリアリティ展(IVR) 2010年6月23日(水)~2010年6月25日(金) 東京ビッグサイト

機械要素展に出展しているある社長さんからVIP招待券をもらったということもありましたが、元々仕事でDMSをレポートしないといけなかったので、比較的空いている初日の午前中に行きました。

さてさて、状況はどうかというと・・・

まず、来場者の数
まあ、感覚的なものに過ぎないのですが、昨年に比べると、初日にも関わらず少し多い気がするし、何か賑わいもある気がしました。私だけではなくて、同行した雑誌の方も同じような印象をいだいたようです。ある程度上向いているところもあるかもしれないのと、いつまでも何もしないわけにはいかない、ということもあるように思います。

ますます拡大するM-Tech
ただ、DMSについていうと正直すごい代わり映えがするものはなかったように思いますし、徐々にDMSがカバーするエリアも減ってきているような気がします。代わりに機械要素展のほうは、去年以上に拡大しているようにみえます。雨後のタケノコのように色々なツールが出てきて、それを宣伝してまわる時期は、もう終わっているのかもしれませんね。

DMSでも、面白いものも
とはいえ、私の記事の担当はやっぱりDMS。ということで、DMSを中心に見て回りました。いつもですと、大手のCADやCAEベンダーのレポートをすることが多いのですが、今年は素通り。かわりに、3Dのデータを活用する何か・・・を見て回りました。

やっぱり気を引いたのは、3D Systemsのデスクトップ3Dプリンターの「V-Flash」。値札の159万円が目立ってました。超音波洗浄機とか別売りの品を買わないといけないので合計で200万円くらいはするのですが、それにしても安い。ざらざら具合に気になる向きにも充分な表面の仕上がりでしょう。あとは、使い捨てのワークが700円というのが、ちょっと気になりますが、やっぱり安いから仕方がないか。つり下げ型なので、サポートをはがすのも簡単。今後RP機もこのような流れになるのでしょうか。

もう一つは、プロトラブズ
プロトラブズは、短納期の樹脂成形サービス「Protomold」と短納期の切削加工サービスの「first cut」。3Dデータさえあれば、ネット上で見積もりもやってくれるので非常にお手軽。しかも明朗会計。今まで、どうしても小ロットでしか部品が必要ないのに、どこも対応してくれないとか、対応してくれても高い!という場合には朗報かも。もちろん、それだけに何でも対応してくれるわけではなくて、出来ない形状とかもあるらしいのです。そこはちょっと残念。できないものはできない、とさっさと言ってくれる模様。まずは問い合せるべし。
Webページで問い合わせをして連絡先を登録すると、サンプルなども送ってくれる。それも、射出成形をする際の3次元モデルの作り方までオープンにして解説してくれているので、これも面白い。

気になる人はWebで見るか、DMSに行ける人は現地で確認してみたらいかがでしょうか?

というところで本日はこんなところで。

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シンクライアントのCADの用途は?

みなさん、こんにちは。

雨が降らないのはありがたいですが、やっぱり蒸し暑いですね。
事務所の机は大きな窓に面しているのですが、実はこれから夏にかけてはちょっとつらい・・・

今日も日中は外出無しでひたすら仕事をしています。
夕方からは打ち合わせで外出。

さてさて、本日は新聞からネタを三つほど見つけました。

シンクライアントCAD 情報漏えい防ぐ (2010年6月22日 日刊工業新聞)

さて、本日最初のお題は、3次元CADではありません。
2次元CADです。

アンドールさんが、同社の「キャドスーパー FX II」と「キャドスーパーライト」を、シンクライアントの利用形態に合わせて提供するのだそうです。

タイトルのとおり、確かにシンクライアントの場合には情報漏えいという点においては、強化されると思うのですが、ただ現実的には設計や製造関係のマシンって、普通の社外につながるネットワークにつながっているケースって多いのでしょうか?もし、そうでなければ情報漏えいの見地からは、実はそれほど強くないのでは?

記事によれば、このシンクライアントのハードウェアは、タフな環境でも使える端末を合わせて提供するようです。でも、そんなタフな現場で使うのには、CAD的用途よりもビューワー的な用途のほうが多い…。

そうすると、20端末で710万円という価格設定は、顧客にはどう受け取られるのでしょうか?
現場でフルフルに設計者と同じ作業をするのであれば、ありかもしれませんが、現場では図面の確認程度ということであれば、どうなのでしょうか。

これは、2次元CADだけでなく、3次元CADも同じこと。
3次元データを作る側なのか、確認やチェックをするのが主たる業務なのか。
CADもどんどんコモディティー化している世の中なので、価格設定も考えどころですね。

個人的にはちょっと微妙な気もしますが。

はやりだからではないですが、別形式のデータに変換してiPadで見られたら便利かもと思います。


歩行シミュレーションソフト 人の流れ「見える化」 (2010年6月22日 日刊工業新聞)

これは汎用3次元CADのベクターワークスのプラグインソフトのようです。「シムトレッド」という名前で、人の流れとか、群れの様子をベクターワークス上でシミュレーションできるみたいです。

1ライセンスあたり26万円とか。

あくまでも、避難シミュレーションとか群集の誘導なんかに使うみたいです。

ベクターワークスでモデリングしているのであれば、何か大型のイベントなどをプランするのには便利そうですね。

でも、ある意味で寸法的な、厳密さはいらなさそう。(製造業的な意味で)
ということは、同じようなことを、3DCGでもできそうですが、データを使ってシミュレーションをするというのは、どちらかというとCGユーザはあまり考えず、CADユーザが考えそうです。

CADとかCGとか区別をつけずに、もっとこんなパッケージが出て来ると、ユーザ層はさらに広がりそうだし、そうするとメーカーが想定した本来の用途から良い意味ではみ出す使い方をするユーザが出てきそう。

いずれにしても、一つ3次元データから、色々な用途が増えてくるのは良いことですね。

科研費 受給者の研究成果報告 未提出者が多数 (2010年6月22日 日刊工業新聞) 

最後にCADとは全く関係ないのですが、目を引いたので、番外編として。

科学研究費補助金(科研費)を受けた研究者は、成果報告をする義務があるそうなのですが、それをしていない研究者が多数とのこと。

私は元々エンジニアなので、やっぱり将来につながる科学技術の研究というものは短期的な視点にとらわれずに交付するべきだと思うし、ケチるべきではないと思います。

でも、一方で、国の予算が切迫して、今すぐ切実にお金が必要なところも多い中で、最低限の報告すらしないのは問題ですね。そのようなマインドがなければ、科学技術の研究予算が仕分けられても仕方がないと思います。

やる以上は、きちんと説明責任を果たして欲しいと思います。

わたしだって何だかわからないものに、ただ必要だと言われても、そんなものは削って欲しいと思いますから。


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