「真田太平記 読本」と てのひら島とサイモン | 今日の風に勇気をもらって

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ささやかな日常にもたくさんの幸せが隠されている。

 

12巻もある「真田太平記」を読み始めてようやく5巻まで

たどり着いたというのに、図書館に行ったら、目に止まった「真田太平記読本」。

真田家の物語と池波ワールドをより深く楽しめるとありました。

 

作者のエッセイあり、全12巻のあらすじ紹介あり、また、小説の舞台となった

地図もあり、信州好きの私にとって、読みかけの小説を差し置いてまで

一気に読んでしまいました。

 

落合恵子さんの寄稿文まであって、ここで、こどもの本の専門店

「クレヨンハウス」主宰でもある落合恵子さんの文章に会えるなんてと

私の目はキラキラワクワク、好奇心もさらにどんどん膨らみました。

 

真田太平記を執筆するにあたり、池波正太郎さんは何度も舞台になる

信州上田に出かけられ、落合恵子さんご自身も上田を歩いてみようと

この短いエッセイは始まります。

 

「とにかく歩くことだよ。歩いているといろんなものが見えてくる。

 歩くことを惜しんじゃあいけない。ぼくはデパートに行くと

 屋上から地下までゆっくり見てまわる。おもしろいよ」と

池波正太郎さんの言葉から落合恵子さんは、それをどんな「木目」が

浮かび上がってくるのだろうと表現されていました。

 

旅行者としてどこかを歩くこともフロッタージュという表現方法に

似ているのだと。日々のくらしの中では見過ごしがちな

思いがけない「木目」や「葉脈」が写しとれる一瞬があるという

落合恵子さんのこんな文章を読むと、いつものことながら、

思わず唸ってしまうのでした。

 

ちなみに。

「真田太平記」を原作にNHKで番組化されたのはもう40年近く前になりました。

(1985年のこと)

その後、三谷幸喜脚本で「真田丸」が放映されたのは2016年。

ドラマなどで話題になるたび、真田に関する史跡場所はきっと

多くの観光客で賑わったことでしょう。

 

どちらのドラマも当時、見ることはなかったのですが、

今、戦国時代に生きてきた真田の物語に呼び止められてしまったような。

たとえ、これからの展開が史実通りだと知っていても池波正太郎さんがかつて

書かれたこの長い物語の中を旅行中なのです。

 

我が家の近くから見下ろせる新緑の風景です。

深呼吸したくなる清々しい5月の風が心地よく…。

 

もうすぐリビングの大掃除、ここに住むようになってから

初めてのリビング大改造です。

たくさんの人や事に感謝しながら、「ひとり」をまだまだがんばって楽しく

生きていこうと思います。

 

そして、今、使っている置きがたパソコンは夫の遺品ではあるのですが、

今までも機械音痴の私です。なんとか、だましだまし機嫌を取りながらも

良き相棒でした。が、まだ、使えるのか、リビングの改修を期に思い切って

処分してしまおうかとも思いつつ、いや、まだ使おう。

作動してくれているうちは…とひとまず、電源を切ります。

電源を切ると、今度はなかなか動いてくれない(T-T)…

 

ここまでつらつらと書き連ねた自分本位のブログを読んでいただき

ありがとうございました。

 

追伸。義母「要介護1」と認定されました。

大好きな義母ですので、今後も様子を観察しながら、

頑張りすぎないよう見守っていこうと思っています。^^

 

(すみませんあせる暫くコメント欄閉じています)