近所に新しいお店ができたので行ってきました。



「天ぷら好日(こうにち)」さんです。



季節ごとに訪れていたお店で働いていた板さんが、独立して開業されました。
この方の天ぷらは好きだったんですよね。

これは一度行ってみなきゃあいけないなと。

店内はカウンターだけで、全8席くらいの小さなお店。



ただ、少しゆとりを持ったスペースでした。
ご夫婦で営まれているようです。

一画にはワインセラーも。



まずはお飲み物ですね。



僕はいつものように生中。
連れ合いは「本日のグラスワイン」の「泡」なるものを注文していました。



シャトー・ド・ロレのスパークリングです。
確かにリンゴの香りがしました。
すっきりとした美味しいワインですね。

このように、季節ごとに美味しいお酒をセレクトしてくれているというのも、お気に入りのポイントなんですよ。

お料理は先付けから。



明石のタコとジュンサイ、フルーツトマト。
ジュレは自家製のポン酢ですね。
夏らしい一品。

てんぷらは車えびが二尾。



最初に足から出てきました。
これをお塩につけていただきます。

うん、このぱりぱり感がたまりませんね

次に身が、一尾づつ。



最初はお塩で、次は「お好みで」ということでしたが、僕はやっぱりお塩かな。

お塩は淡路島の「自凝雫塩(おのころいずくしお)」
海水を40時間、鉄釜でじっくりと煮詰めているのだとか。
まろやかで旨みを感じるお塩でした

こんど淡路島へ行ったら買って帰ろう。

その後はホワイトアスパラ。



ハモ



ホワイトコーン



と天ぷらが続きます。

このあたりで日本酒へ。



「凌駕 夏のうすにごり」
新潟のお酒です。

にごりが好きな連れ合いは、最初からこれに目をつけていたみたい。

いいタイミングで向付け。



アジのきずし、平目、剣先イカの三種盛でした。
イカには細かく包丁が入っており、なんともいえない食感です。

ここで大将が次の食材を見せてくれました。



稚鮎です。
もう6月には入っているから、それなりの大きさですね。
まさに初夏を代表する食材です。



美味しくいただきました。

さらに新レンコン



甘鯛



と天ぷらが続きます。

日本酒も変わりました。



「日高見」
東北は宮城県のお酒です。


芳醇超辛口ということですが、きつい辛さではありません。
僕の好みの口当たりです。

お次は椀物が出てきました。

「季節外れなんですけれど…」という言葉とともに出てきたのは。



えっ?、ハモのお吸い物に松茸が入っているではありませんか。


何でも東南アジアでは雨季に入るこの時期が松茸の旬なのだそうです。

「八百屋に無理やり買わされました」と言っていましたが、国産ほどではないにしても、しっかりと香りもついています。
なかなか美味しいお吸い物でした。

次に見せてくれたのはヤングコーン。



立派な絹糸です。
これを抱葉を剥いた状態で、そのまま天ぷらに。



ぱりぱりとした絹糸とさくさくの実。
食感の違いも面白い一品でした。

さて連れ合いが頼んだ最後のお酒がこちら。


【23 】

獺祭の純米大吟醸、磨き二割三分です。

贅沢なお酒ですね。
雑味なんてなく、スーとのどを通っていきます。
そして香りが口の中にのこる。

一口含むだけで、いいお酒だというのがよく分かります。

天ぷらも佳境にはいってきました。
つぎはアワビです。



もちろん肝ソースをたっぷりつけていただきましょう。



うん、お酒によく合う。

おなすです。



こちらは自家製の肉味噌をたっぷりつけて。



天ぷらの最後は穴子でした。
まずは骨せんべいを。



そして分厚い身を。



一尾まるまる天プラにして、お皿の上で二つに切ってくれました。



ふっくらと膨らんだホクホク感がたまりません。
いやあ美味しかった。

〆のご飯は天茶漬け。



この上からお出汁をかけていただきます。

ご飯もタイミングを見計らって土鍋で炊き上げてくれるんですよ。
炊き上がりがとってもキレイだったので、ご飯のお代わりもいただきました。

後は水菓子。
ここでも連れ合いが記念日だなんて伝えていたものだからアニバーサリープレートまで用意してれています。



一体何の?

定年退職記念なのだそうです。
いったい、いつまでやるつもりなんだろう。

ご馳走様でした。
すっかりお腹一杯です。

またぜひ来たいですね。
お気に入りのお店ばかり増えちゃって困ります。
 

 

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