部屋にいてもやることもありません。
テラスもお風呂場だから、ゆっくりと外を眺めるというわけにもいきませんしね。

お宿の内外をぶらついてみましょう。

客室階ロビーの横の通路の先にはお食事処。



その奥の非常口から外に出ることができます。
外に出ると、そこは木のベンチが並べられたウッドデッキでした。



どうやら渓流を望めることができる展望台になっているようです。



深い渓谷ですね、なかなかの絶景です。

反対方向も。



延々と山並みが続いています。
山深さが感じられますね。

3階にあがって宿の外へ。

駐車場からの眺望もなかなかのものです。



ここで宿の方がお蕎麦屋さんの裏手にある展望台に案内してくれました。



ここはお蕎麦屋さんのテラス席にもなっているようですね。

「日本三大秘境 祖谷渓谷」の看板も。



おっと、その横に何かいます。



なんと小便小僧ならぬ小便狸。

そういえば先ほど2階の展望台にいたとき、上から何か水が落ちてくるなと思っていたのです。
お前だったのか。

ここから観た渓谷。



先ほどより高い位置から観ることができるので、谷底の様子もよく見えます。

そういえば宿にこんな写真が飾られていました。



紅葉の渓谷です。
見事なものですね。
これもこの展望台から撮影されたものなのだとか。

ちなみに日本三大秘境というのはここ祖谷渓のほかに、岐阜県の白川郷と宮崎県の椎葉村を指すのだそうです。

白川郷はコロナ前に訪れましたが、世界遺産ということもあって観光客であふれかえっていました。
駐車場に入るための大渋滞は今思い出してもげんなりします。

椎葉村は行ったことがありません。
ここも平家の落人伝説の村ですよね。

来年あたり高千穂峡に行きたいなんて話をしていました。
(元気だったらね…)
そのときにはぜひ立ち寄ってみたいものです。

宿の周囲には他になにもなさそうだったので、ネットで見た展望台へ行ってみることにしました。
ここからだと車で15分もかからないとのこと。

それがこちら。



「吾橋雲海展望台」です。

ここは西祖谷の南西斜面にある展望台。
きれいなデッキが整備されていました。

いやあ、見渡す限り山ばかり。



こちらは吉野川の上流部あたりですね。
ただ木が生い茂っていて、川そのものを見ることはできませんでした。

こちらには山の斜面にへばりつくようにして建つ集落が。



まさに秘境と呼ぶにふさわしい景観です。

あっ、知らない間に連れ合いに撮られてしまっていました。



春先や秋口にはこの景色が雲海で谷が埋まってしまうということです。
光害もないので、夜には天の川もきれいに見えるみたい。

少し時期がズレてしまいましたが、早朝にでも訪れようと考えていました。
山の向こうから立ち上る天の川なんて壮観だろうなあ。
その下見というわけです。

でも止めました。
だって、とんでもない道だったのだもの。

舗装はされていますし、いちおうガードレールもありますが、車1台ぎりぎりの狭小道路。
待避スペースもほとんどありません。

展望台前の駐車スペースも2台がギリギリ。
他に車が停まっていれば、転回すら難しいような場所でした。

旅行者が気軽に立ち寄ることのできる場所ではありませんね。
運転に不慣れな方には絶対にお勧めできません。

実際展望台に行くまでの間に2台の対向車と出会いました。
そのうち1台は軽自動車、お互いに待避場所がなかったので、少し道幅が広くなっているところまで移動し、路肩ギリギリでサイドミラーもたたんでやっとすれ違うことができたくらいです。

当然街灯などもありませんし、雲海見たさに夜明け前にここまで来る勇気は僕にはありませんでした。

僕がこの場所を知ったのは三好市の公式観光サイト。
きれいなテラスを作るくらいだから、名所としてPRしたい気持ちはよく分かります。

アクセスについても、もう少し考慮してもらえるとうれしいのですけれど…

 

 

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