今回はもう一ヶ所、ぜひ立ち寄りたい場所がありました。
それがこちら。
日本最古の温泉と言われる崎の湯さん。
白浜にいくつかある共同浴場のひとつで、白良浜に隣接する湯崎漁港の横に突出す小さな岬の先端にあります。
古くは飛鳥時代、有馬皇子が湯治に訪れました。
その翌年には斉明天皇と中大兄皇子(天智天皇)が沐浴されたとのことです。
近くには斉明天皇がそのときに滞在されたという「御幸芝」という場所も。
ここから見る白良浜は本当にきれいなんですよ。
白砂青松という言葉がぴったりです。
お湯は近くにある行幸(みゆき)源泉をそのまま引込んでいるみたいですね。
湯守のおじさん(女湯はおばさん)が定期的に温度を確認していました。
強烈な硫黄臭が立ち込める源泉ですが、お湯はそんなに強烈ではありません。
ナトリウム系のお湯で、少しつかるだけで体がポカポカしてきます。
海に突出した露天の岩風呂で、その先はすぐに海。
だから海が荒れた陽は入ることができません。
この日は風が強かったので、何度か海水をかぶってしまいました。
入湯量は大人500円。
入り口脇にある券売機で購入します。
ハンドタオルも300円で販売してました。
体を洗うことはできませんので、これで体をふけってことです。
バスタオルが必要な方は自前で持ち込むしかありません。
湯上りにはタオルを入れるビニール袋もくれました。
タオルは持ち帰って家で使っています。
当然、脱衣場から先は撮影禁止。
入るときにスマホも持ち込まないでくださいと、きつく念押しされました。
ただ風呂上りにたずねると、脱衣場を含めたお風呂場以外だったら自由に撮影してもいいとのこと。
「こちらからだと海辺にも出られますよ」なんて親切に教えてもくれました。
それでは連れ合いが上がってくるまでの間、お言葉に甘えて撮らせてもらいます。
ここが入り口。
奥に見える石垣で囲まれたようになっているがお風呂です。
日本最古の碑。
この先は石積みになっていて、海岸沿いまで出ることができました。
円月島から白良浜まで見渡すことができます。
こちらがお風呂場。
高い石垣で囲われていて、中をうかがうことはできません。
ちなみにこちらは女湯。
さらに先端へ行くと、コーラルプリンセスが目の前に現れました。
男湯からもよく見えましたから、あちらからも見えているんでしょうね。
連れ合いの話によると女湯のほうは男湯との境を仕切る壁によって見えなかったそうです。
駐車場に掛けられていた、町指定文化財のプレート。
これによると、持統天皇や文武天皇もお入りになったみたいですね。
脱衣場の前には石仏も彫られていたのですが、場所が場所だけに撮影は控えました。
そうこうしているうちに連れ合いも出てきましたね。
でもまだホテルに入るには時間が早すぎます。
その前に、行きなれた観光名所を巡ることにしましょうか。
まずは三段壁。
いつ見ても迫力の景観です。
さっきまで空を覆っていた雲も晴れて、いつの間にやら青空になってきました。
反対側も見事なものです。
次は千畳敷。
円月島から見えていたレストハウスというのがこれ。
千畳茶屋さんです。
ペンギンさんと記念撮影。
そろそろいい時間ですね。
それではホテルに向かうことにしましょう。