こんなものを買いました。



Z8用のL型プレートです。

カメラを三脚に取り付けるためのクイックシュー。
L型になっているので、横位置/縦位置のどちらでも水平を保ったまま付け替えることができるというものです。

もちろんアルカスイスタイプ。
三脚にもアルカスイスタイプのノブ式クランパを取り付けています。



これまではずっと、クランパと同じKIRKというメーカーのものを使ってきました。
でも今回購入したのはSmallRigという中国メーカーの製品です。

KIRKは剛性/精度ともに満足のできる製品なのですけれど、発売までに時間がかかるのと、なんといっても高い。
Z8用L型プレートは先日ようやく発売されましたが、価格は税込みで30,000円を超えてしまいます。

その点、この今回購入したものは、メーカー直販サイトでも8,000円程度。
実際には大手量販店のポイントも使って、その半額程度で購入しました。

まあ生産国(KIRKはアメリカ製)の違いもありますが、スピード感と価格の差を考えて、ちょっと浮気してみたくなったというところでしょうか。

もちろん性能や品質が全く同じだとは考えていません。
でもそれは実際に使ってみないとわかりませんものね。

開梱してみました。



いたってシンプル。
プチプチに包まれた本体と、六角のLレンチが1本だけ。

取説や保証書の類も一切入っていません。

ちなみに梱包箱の裏面にはCEやRoHSの認証マークが。



電子部品じゃないのだから関係ないとは思うのですが、おそらく全ての梱包資材に印刷しているのでしょうね。

こちらが本体。



造りはしっかりしていそう。
表面処理も均質でチープさは感じません。



エッジの面取りに若干の不自然さはありますが、価格よりは高級に見えますね。

底面はこんな感じ。



取り付けネジの頭はスリ割りになっています。
強く締め付けることができるので六角穴を採用しているメーカーが多いのですが、このあたりは割り切りかな。
専用工具も要らないので、便利といえば便利なのですけれど。

いちおう締め付け工具も付属されていました。



底面に収納できるようになっているのですが、不用意に外れないように工具が磁力を帯びているのか、ぴったりとくっ付くようになっています。



ん、磁力?
材質は確かアルミ合金のはず。
アルミは非磁性です。

ようく見てみると、工具収納部に丸い点が二つ。



どうやらここに磁性体が埋め込まれているみたいです。

驚いたのはQDシステム用のソケットが付いていたこと。
購入する時にはそこまで見ていませんでした。

QD(Quick Disconnect)システムというのはMAGPULという会社のストラップ着脱システム。
もともとは軍事用で、兵士たちが自動小銃を持ち運ぶために開発されたのだとか。
自動小銃も使用するときは三脚に乗せ替えますからね。

サバゲーで一般にも広まったみたいですけれど、近年では撮影機材用ストラップとして利用する人が増えているようです。

僕も望遠レンズのストラップとして導入しようかと考えていたのですが、まさかカメラプレートにも付いているとは。
これはうれしい誤算ですね。

でも、アルミにソケット形状を直接加工しているだけです。
金属接触するところなので強度的には少し心許ないかな。

とりあえずZ8に装着してみました。





うん、なかなかいいじゃありませんか。

思い切り締め付けても曲がったりひしゃげたりする感覚もありませんし、ホールド感もなかなか。

電池交換にはワンアクション必要ですが、気になるほどでもありません。



気になっていたフォーカスモードボタンへのアクセスも良好でした。



各種端子類の付け外しが行ないやすいように、縦位置側のプレートはスライドできる構造になっています。



外部給電するときには便利だと思いますが、スライドさせたまま縦位置で使用するのはちょっと不安。
このあたりは実地で確認していく必要があるでしょうね。

おっとこんなところに六角ボルトが。



縦位置用プレートをここで締結しているのですね。
付属のLレンチはどうやらここに使うもののようです。

三脚に取り付けてみました。



うん、縦横どちらもガタもないし、しっかりクランプできています
ひとまずはいい買い物ができました。

 

 

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