雨は一向にやむ気配がありません。
この調子ではどに行っても景観は期待できそうにないので、そのまま帰路につくことにしました。

途中、道の駅 伊勢志摩でお土産を物色した後、来たルートをそのまま逆行し、伊勢自動車道を亀山方面へと北上します。

するとどうでしょう。
途中まで激しく降っていた雨が徐々に弱くなり、とうとう上がってしまったではありませんか。

まだ空は厚い雲に覆われていますが、時折その切れ間から陽光が射しこむことも。
毎度の事ながら、僕たちが帰路につくと天気は好転するようです。

このまま帰るのはあまりにもったいない。

ということで急遽、亀山にある東海道の宿場町、関宿に立ち寄ることにしました。
お昼ごはんも食べなきゃいけませんしね。

まずは亀山市役所の関支所近くにある観光駐車場へ。



ガラガラなのになぜか「満車」の表示がかけられています。
観光バスでも入ってくる予定でもあるのかな?

仕方がないので案内板にあるとおり、この奥にある市職員駐車場に車を停めました。



この駐車場には足湯もあるみたいです。



それでは旧東海道へと向かいましょう。

ここは昔、東海道は鈴鹿の関所があった場所。
関宿という名前も関所に由来するものだそうです。

そうそう、おかげ参道にあったおかげ参りの屏風絵。
あの出発点も関宿でした。

途中には蔵を改装したのでしょうか、おしゃれなカフェも。



その先にあるのが旧東海道、街道への入り口には大きなお土産物屋さんが。



「関見世吉右衛門」さん。

街道に入ると昔ながらの町並みが残っていました。



こちらは「會津屋」という、関宿でも老舗のお蕎麦屋さん。



昔ながらの竈で炊き上げるおこわが名物なのだそうです。
江戸時代は旅籠だったみたいですね。

お店の前には立派なお寺がありました。



「関地蔵院」
通称「関の地蔵さん」と呼ばれているようです。

実はここ、日本で最古の地蔵院なのだそう。
天平13年(741年)、行基上人が全国に蔓延していた天然痘から人々を救うために、聖武天皇の勅願を得て、ここに地蔵菩薩をお祀りしたのだとか。

写真の本堂は国の重要文化財に指定されています。

こちらの鐘楼も重要文化財。



その横には「明治天皇関行在所」の石碑が。
関宿に立ち寄られた際、ここで昼食をとられたそうです。

境内にはこんな石碑も。



日本の道100選にも選ばれているみたいですね。

通りを歩いていると、所々にこんな木札が掛けられていました。



「関宿かるた」というのは、関宿の歴史や文化を遊びながら学ぶために「関宿まちなみ保存会」と亀山市が平成21年に製作したもの。
 

その文字札を町なかの関係するところに木札として掛け、観光案内にも活用しているということですね。

ここは観光案内所「いっぷく亭」



中には関宿のイラストマップも掛けられていました。


 

 

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