白良浜から白浜スカイロードを通って空港近くまで上っていき、今度は白浜スカイラインに合流。
少し下った場所にある高台の展望台までやってきました。
ここからは白浜の海岸沿いが一望できます。
ここは平草原展望台。
あまり知られていないのですかね。
僕たちが来たときは仕事をサボっている地元のサラリーマンらしき人が居ただけでした。
これが北側に見える景色。
左側には先ほどまでいた白良浜周辺が。
左端には円月島も見えていますね。
右側を見るとお城みたいな建物が。
これはホテル川久。
かつては白浜随一の名旅館といわれた旅館川久。
昭和天皇も宿泊されたことがあったのだとか。
1990年に二代目社長となった創業者の孫が創業40周年の記念事業として「世界一の数奇屋ホテル」を目指して改装したのがこのホテルなんです。
総工費は400億円もかかったそうですよ。
完成当時は超高級会員制リゾートホテルとして話題にもなりましたが、会員数も伸びず、バブル崩壊も影響して1995年には倒産。
北海道の観光開発グループに、1/10以下の30億円で売却されました。
おかげで今では家族連れでも宿泊できる、比較的リーズナブルな高級ホテルとして人気があります。
ひとしきり景色を楽しんだ後は、そのまま白浜スカイラインを走って海辺まで下りましょう。
スカイラインの終点にあるのがこちら。
こちらも名勝、三段壁です。
ここも何度も訪れているのですが、せっかくここまで来たので少し立ち寄りました。
見てみたいものもあったので。
見てみたいというのはこの景色。
なんだ、よくパンフレットなんかにある、普通の写真じゃないか。
とお思いの方もいらっしゃると思います。
でも違うんです。
海に伸びている壁の真ん中あたり、黄色くなっているところがあるでしょう。
これは2018年9月の台風21号の影響で壁が崩落した跡なんですよ。
このときのことは新聞記事にもなりました。
実は僕、2018年の8月にもここを訪れているんです。
ちょうど台風の1ヶ月前。
そのときの写真がこれです。
こうやって比べてみるとよくわかりますよね。
それとこの岬の先端にあるサドンロック。
台風直撃の際、一夜にしてここに現れた謎の岩。
確かに2018年の画像にはありません。
どこから来たのか、どうやって運ばれたのかは謎なのだそうです。
ちなみに「サドンロック」という名前は公募で選ばれました。
英語のsudden(突然の)と三段壁の「三段」を掛け合わせたのだとか。
スーパー台風の威力とはすさまじいものだとつくづく思い知らされます。