10月11日の火曜日、全国旅行支援キャンペーンが始まりましたね。
この日は朝から各旅行サイトにはアクセスが集中して繋がりませんでした。
大手ビジネスホテルチェーンの公式サイトはシステムエラーでホテルの検索すらできない状況。
皆さんこの日を待ってらっしゃったのでしょうね。
でもやっと繋がったと思っても、予算オーバーとなり、その日の内に終了するところもあったようです。
大人気のキャンペーンですが、同時に話題となったのが宿泊施設などの便乗値上げ。
いっきに昨年同時期から1万円以上値上がりしたところや、ひどいところではキャンペーン中の日程で8月に予約したものを10月になって予約し直そうとしたら2.5倍以上になっていたっていう話も。
TVのコメンテーターには「これは利用者ではなく、観光業を支援する制度だから」などという理由でこれを容認するような発言をされている方も少なくありません。
確かに、ホテルや旅館といった宿泊施設では、コロナ禍でも集客するために大幅に価格を下げていたところも多いでしょうね。
そういったところでは、これを機に「適正価格に戻しただけ」なんだと思います。
もともと宿泊料金なんて需要と供給のバランスで成り立つ時価みたいなところがありましたから、キャンペーンが盛況だったということは、このような値上げは利用者からも許容されているということなんでしょうね。
ただ個人的には、それって今やることなのかな?という疑問も抱かざるをえません。
キャンペーンが終わってもそのまま価格を維持できるんでしょうか。
大都市圏や有名観光地/温泉地なら、同時に行なわれた外国人の入国制限上限撤廃、個人旅行者の受け入れによるインバウンド効果も期待できるでしょうが、それは一部でしかありませんよね。
それともまた値下げ?
それこそ信用無くす可能性もありますよ。
なんだかこのキャンペーン、あまりいい制度ではないような気がしてきました。