吉田家住宅の脇の小道を抜けて通りに出ると、正面に現れたのはこのお店。



お茶処「茶里庵」。
横には献立の立て札が。



古民家カフェですね。
こんなところでゆっくりとコーヒーを呑んでみたいものですが、こちらもまだCLOSED。
暖簾もかかっていません。

こちらが吉田家住宅の正面入口。



扉は開いていましたが人気はなし。
住宅内の見学は有料、¥510です。

ここは東西に通じる通りのほぼ真ん中。
まずは東側へと行ってみましょう。

こちらは阿波踊竹人形のお店「時代屋」さん。



もともとは瀬戸物屋だったそうです。

竹人形というのは古くからこの地方で作られていたのだそうですが、戦後に徳島大学の先生が阿波踊人形を考案。
一気に阿波の郷土玩具として広まったのだとか。

でも残念ながら今では職人さんも少なくなってしまいました。
製作実演を見ることができるのはこのお店だけなんだそうです。

こちらのお家は少し変わったうだつ。



これは2段うだつというもの。
本来防火壁という役目を持ったうだつですが、消防が発達した明治以降は装飾品として上げられるようになったそうです。
これもその一つ。

こちらも立派なうだつですね。



うだつに由来を記した立て札が立っていました。



「うだつが上がらない」の語源だったことを、連れ合いは知らなかったそうです。
勉強になったね。

通りの先には古い井戸が。



むかしは共同井戸として使用されていたもの。
ポンプもついていますが今は使われていません。

横に石碑があります。



これによると昭和61年(1986年)に第一回の「手づくり郷土(ふるさと)賞」を受賞しているようです。
「日本の道」100選にも。

井戸の右側にも石碑がありました。



こちらは平成17年(2005年)に「手づくり郷土大賞」受賞した記念碑。

「手づくり郷土賞」というのは地域の自然や文化、伝統などを活用して魅力ある街造りを行っている団体に、国土交通大臣が表彰する制度。

第一回に、白川郷や大内宿、倉吉の赤瓦白壁土蔵群などとともに受賞していました。
すごいですね。

大賞は受賞後もその活動を継続、発展させていることが表彰されるもの。
脇町では現在、この地域の全住民が保存会に参加して活動を行なっているそうです。

その先にはこんな一画もありました。



「皇太子殿下行啓記念碑」
平成24年ということですから、今の天皇陛下ですね。

その脇には句碑らしきものも。


わかりにくいのですが「いわし雲 いらか うだつの城下町」と刻まれています。
 

皇太子殿下が詠まれたのかと思いましたが、どうもそうではなさそう。

調べて見ると地元の学校で校長を勤められていた方が、「手づくり郷土賞」受賞を記念して読まれたものなのだとか。

 

 

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