この記事は2022年8月10日~12日にかけて、連れ合いと出かけた夏旅行の記録です。
奈良県の十津川村から三重県の東紀州、南伊勢を巡る2泊3日の旅でした。

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さあていよいよお待ちかね、夕食の時間となりました。
夕食はラウンジの2階にある料亭「穀雨」でいただきます。


写真は熊野倶楽部公式HPよりお借りしました

なかなか落ち着いた内装、照明も落としぎみで高級レストランのような雰囲気です。

僕たちのプランは「御食国(みけつくに)」というコース。

まずは飲み物を選びましょう。



ここは食事の際のドリンクも、一部を除いてフリーでいただくことができるのです。
オールインクルーシブとは言っても、食事の際の飲み物は別というところが多い中、呑み助の僕には嬉しいシステム。

僕はいつものようにビールを。


連れ合いは和歌山 湯浅ワイナリーのTOA200ナイアガラスパークリングワインなるものを頼んでいました。


写真はネットからお借りしました

それでは乾杯です。



まずは前菜。



鮎のオイルサーディンだそうです。

鮎は三重県の清流、宮川で獲れたもの。
熊野産紀和味噌を使った辛子酢味噌を付けていただきました。

琵琶湖の小鮎などはオイル漬けにすることもありますが、こんなに大きな鮎では珍しい。
やはり味、歯ごたえともに一味違います。

次の一皿はこちら。



三重県産もち豚とミカンの蜂蜜焼き。

ミカンが豚肉を柔らかくしてくれているのでしょうか、それとも蜂蜜?
脂も全然しつこくありません。
とても美味しくいただけました。

ここで僕はビールのお代わりを。

連れ合いは冷酒を。
フリードリンクのリストの中から「作(ざく)」のImpression Type-Mを注文しています。

 



作というのは三重県鈴鹿市にある清水清三郎商店という蔵元の作る、三重県を代表する日本酒。
G7伊勢志摩サミットで各国首脳に提供されたことで一躍全国に知られるようになりました。

作の純米吟醸は僕も大好き。
家の近所にある割烹や天麩羅屋、寿司屋などでも常備してくれているのでよく呑んでいます。

清水清三郎商店は火入れにこだわり、生酒は造っていません。
その蔵元が、火入でありながらも、生酒の香味や風味を再現したのがこのImpression シリーズなんです。

Type-Mは純米吟醸、スッキリした味わいの中に風味を感じました。
これはうっかりすると呑みすぎてしまいそうな日本酒ですね。

三品目は少し変わった一品でした。



お品書きによると「新宮埠頭 里山の幸のフリット仕上げ」なのだとか。


されだけだと何の料理なのかさっぱり分かりませんが、説明によると「熊野なまず」をフリットにしたとのことです。

なまずなんて食べるのは初めてなので、おそるおそる口に入れます。

うん、食感はふんわりと柔らかい。
ウナギの代用にされることもあるというのがうなずけますね。

味そのものは淡白なのでしょうね、ソースによく合っていました。
ちりばめられた焼とうもろこしの香りも良く、とても上品な一品です。

でも、何でなまずが新宮埠頭なんでしょう?

帰ってからネットを見てみると、新宮埠頭というのは開港当時から新宮港で港湾業務を行なってきた会社でした。
その会社がセカンドビジネスとして始めたのがなまずの養殖。
熊野の地下水を使って完全養殖したものを「熊野なまず」と呼んでブランド化しているみたいですね。

和歌山県優良県産品(プレミア和歌山)にも選ばれていました。
最近ではフレンチなどで使われることも少なくないようです。

実はここの料理長、もともとはイタリアンのシェフだった人。
だから和風会席料理の中にも、少し変わった料理が出てくるのかもしれません。

 

 

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