この記事は2022年8月10日~12日にかけて、連れ合いと出かけた夏旅行の記録です。
奈良県の十津川村から三重県の東紀州、南伊勢を巡る2泊3日の旅でした。
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入鹿温泉の近くにある観光名所といえばもう一つ。
それは「丸山千枚田」
この後は海岸沿いまで移動するつもりなのですが、すこし立寄ってみましょう。
国道311号線を南に下ると、道の駅を過ぎたあたりで「丸山千枚田」の看板があったのでそこを右折します。
いくつか分岐点がありましたが、それぞれ案内板が設置されているので迷うことはないでしょう。
ただ道はどんどん狭くなっていくので心が折れそうにはなります。
しばらく走るとパッと開けた場所に。
そこが千枚田の一番下にあたります。
目の前の斜面には一面の水田が。
そこから作業用の農道を上がって行くと、いくつかの展望スペースが用意されていました。
まずは千枚田のシンボルでもある巨岩のすぐ近く。
ここには少し広めの東屋があり、トイレも設置されています。
駐車スペースは車5台分ほどでしょうか。
駐車スペースの前には案山子が並んでお出迎えをしてくれていました。
ここが一番、棚田を近くに感じられる場所ではないかと思います。
紀和町が平成6年に制定した「丸山千枚田条例」のパネルも設置されていました。
以前に訪れたことのある能登の白米千枚田と同様、ここでも農家の高齢化とともに休耕田が増えてきているようです。
そのためこの素晴らしい景観を後世に残すために条例が制定されました。
地域住民全員が保存会に参加し、オーナー制度なども取り入れています。
そういえば幼稚園や学校の名前が書かれた札を立てた田んぼもありました。
現在は熊野市に併合されてしまいましたが、この条例はそのまま引き継がれているそうです。
ここからさらに上っていくと、もう一つの東屋がありました。
トイレなどはありませんが、駐車スペースはこちらの方が広いかもしれません。
ここからだと千枚田がほぼ一望できました。
よく写真で見かける「丸山千枚田」の看板。
ここから先ほどのトイレのほうを見るとこんな感じです。
こんなに高さが違うんですね。
いかに勾配が急かということでしょう。
さらに車を進めると、千枚田に上から入る入口に出てきました。
ここからは県道40号線。
少し下っていくと、千枚田全体を上から一望できる展望スペースがあります。
ただ、県道沿いの路側帯のようなところで、車は数台くらいしか停められそうにありません。
でも眺めは最高です。
観光ポスターなどで見かける千枚田の写真はここから撮影されたもののようですね。
ここから最初に立寄った場所を見てみましょう。
なんだかミニチュアみたい。
こちらは二つ目の東屋。
上に行くほど傾斜もきつくなり、一段も高くなっているようです。
正直あまり期待はしていなかったのですが、とってもいい所でした。
今度はまた別の季節にも訪れてみたいものです。