本日も予約投稿になります。

コメント欄は閉じさせていただきました。

 

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この日は天草のもう一つの世界遺産、崎津集落へと向かいましょう。
2018年に世界文化遺産に登録された「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成要素の一つです。

ホテル横のICから松島有料道路経由で下島へ、そこからは国道266号で山中をひたすら走ります。
ようやく海が見えてきたところで国道389号へ入り、海沿いをしばらく走ると集落の入口に着きました。

そのまま集落に向かって車を進めると、警備員の方がなにやら誘導しています。
どうやら集落には車を入れないみたい。
先行車も次々とUターンして集落の外にあるガイダンスセンターへと向かっていきました。

ガイダンスセンターからだと集落の中心部までは1kmほど歩かなければなりません。
ちょっと僕にはつらい距離ですね。

だめもとで警備員さんに足が悪いことを伝えると、意外とあっさり中へ入れてくれました。
「真ん中あたりに中町駐車場というのがあるのでそこに停めてください」とのこと。
ありがとうございました、警備員さん。

これが集落のMapです。



右端のPマークのあるところがガイダンスセンター。
目たちが車を止めることができたのが真ん中より少し左側の鳥居のあるあたり。
崎津観光のメインである教会のすぐ近くです。

それではさっそく崎津教会へと向かいましょう。



これが教会の全景です。
塀には「崎津カトリック教会」の表札が。



近くで見ると思っていたよりも大きくて立派な教会ですね。



壁のステンドガラスの窓も凝っています。



これは1934年、昭和9年にハルブ神父と住民の寄付によって建てられました。
それまでは近くにある諏訪神社の山道脇に教会堂があったのだそうですが、それが老朽化したためにこの地に新築されたのだそうです。

この場所はかつては崎津の庄屋役だった吉田家の宅地跡。
 

禁教時代に絵踏みが行なわれていた場所で、ハルブ神父の強い希望でこの場所に教会を建てることになったのだとか。
かつて絵踏みが行なわれたところに祭壇が設けられています。

ミサのないときには内部を見学することもできます。
 

HPによると事前申込が必要ということでしたが、自由に入ることができるみたい。
僕たちも中に入らせてもらいました。
ただ内部での写真撮影は禁止です。

こちらがその内部。



これは僕が撮ったのではありません。
教会内で販売している絵葉書を購入しました。
 

内部は畳敷きで、ミサは座って行なわれるそうです。

敷地内にはハルブ神父の碑。



マリア像などもありました。



教会の前にはかつて旅館だった建物を利用した「みなとや」という資料館があり、崎津の歴史や世界遺産に登録された背景なども学ぶことができます。

これはそこに展示してあったジオラマ。



崎津教会が建てられた昭和9年当時の様子を再現したものだそうですが、今もこの風景はほとんど変わっていません。
 

これも驚きですね。
もう90年近く前のことですよ。

資料館の中には禁教時代の信仰具なども展示されていましたが、これらは撮影禁止、もしくは写真を撮ってもいいけれど、SNSなどへの掲載は禁止というものがほとんどでした。
 

係りの人に確認すると、このジオラマはOKということです。

こちらはユネスコが発行した「世界遺産一覧表記載認定書」の複製。



これもかまわないということなので掲載させていただきます。

 

 

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