この記事は2022年5月に由布院、黒川、阿蘇そして天草を巡った旅の記録です。
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さて夕食も後半に突入です。
次に出てきたのは酢の物でした。
なにやら可愛らしい器です。
これはシマアジの冷燻製。
ドライアイスで冷やしていたのかな、ガラスのふたを開けるとかすかに白いものが立ち上がっていきました。
かけられているのは土佐酢のジュレです。
酸味はあまりきつくはなく、とても爽やかな一品でした。
次は焼き物。
山女魚の柚香焼です。
じっくりと時間をかけて焼き上げたらしく、丸ごと食べられます。
頭からかぶりついちゃいました。
柚の香りもいいですね。
お凌ぎには変わったものが出てきましたよ。
これはフォアグラ最中なのだそうです。
中はこうなっていました。
最中の皮の中にソテーしたフォアグラを入れ、その上に甘く煮た枇杷が乗せられています。
いやあ、なんとも言えない美味しさですね。
濃厚なフォアグラと、枇杷のコンビネーションがたまりません。
あと2~3個くらい欲しいところです。
さあ料理もそろそろ佳境、次は温物です。
奥豊後豚の塩煮だそうです。
温物といえば野菜の炊き合わせなどが思い浮かびますが、肉がメインというのは珍しいのではないでしょうか。
奥豊後豚というのは大分県竹田市のブランド豚。
柔らかい肉質が特長なのだとか。
塩で煮ているということもあるのでしょうか、全くしつこさのない、ホロホロとした口当たりでした。
かかっているのは共地餡、これも旨みたっぶり。
体にもやさしそう。
お料理の最後は揚げ物。
山菜の天ぷらです。
油がいいのでしょうね、全くもたれません。
また天つゆ代わりの煎り出汁も、うすくちでよく合います。
〆のご飯はオーソドックスに白米とお味噌汁とお漬物。
このご飯もお釜で炊いているのでしょうね。
粒がたっててとっても美味しかった。
でももうお腹いっぱいでお代わりはできません。
最後のデザートは苺のアイスクリーム。
いや美味しかった、ご馳走様です。
大満足の夕食でした。