単元11の課題を提出しました。

フォトレタッチの2回目、今回もプリントだけではなく、修正前後の画像データも併せて提出しなければなりません。

単元11の演習は以下の9つ。

演習57:トーンカーブでの調整 1
演習58:トーンカーブでの調整 2
演習59:ヒストグラムを見ながらトーンカーブを使う
演習60:彩度や色相の調整
演習61:画像の修正
演習62:画像のシャープネス調整
演習63:画像の変形
演習64:トリミングとプリント用紙
演習65:プリンター

そのなかから比較的修正前後の違いが分かりやすいだろうと思える3つを選びました。

(イ)→ 演習59:ヒストグラムを見ながらトーンカーブを使う
(ロ)→ 演習60:彩度や色相の調整
(ハ)→ 演習63:画像の変形

---------------------------------------------------

まずは(イ)。



昨年の夏、三重県志摩市にあるホテルの部屋から撮影した星景です。
目の前に広がって入るのは英虞湾、まさにそこに沈もうとする天の川を撮影しました。

トーンカーブを大幅に調整するというと星景くらいしか思いつかないんですよね。
最近は旅行に出かけてもなかなか天候に恵まれず、天の川が写った一番新しい写真がこれだったというわけです。

時間は午後8時、まだ早い時間帯だったので地表が明るく、全体的に白っぽい写真となってしまっています。
そこでヒストグラムを調整して星の明るさはそのままで、空の部分を暗く落としてみました。



もちろんそれだけではなく、前処理として露出やWBの調整や色カブリの補正などは行なっています。
さらに天の川部分にもフィルターをかけ、明瞭度を上げることで星をくっきりとさせ、密集部の色を強調したのがこちら。



何とかそれらしくなったでしょう。
普段はここまで大げさにはしないのですが、今回は2L版でプリントもしなければならなかったので、天の川部分は少し派手に仕上げています。

タイトルは、そうですねえ、「真夏の夜の夢」とでもしておきましょうか。
居住地近くではけっして見ることのできない天の川を目の前にした喜びを表現してみました。

引用したシェークスピアの戯曲はドタバタの喜劇なんですけどね。

本当はもっと高いところ、例えば展望台などから撮影すれば英虞湾の様子もよくわかったとは思うのですが、残念ながらこれを撮ったときはコロナのおかげで周辺の展望台は全て閉鎖されてしまっていました。
それで仕方なくホテルの部屋から撮影したというわけです。

---------------------------------------------------

(ロ)はこちらの写真。



和歌山県日高町にある白崎海洋公園。
名前の通り海岸線にある公園、白い石灰岩の岩肌が印象的な場所です。
昨年末に撮影しました。
少し前の記事でもご紹介させていただいた所です。

キャンプ場のコテージ群を撮影したのですが、少し逆光気味となり空が白っぽくなってしまいました。

空を青くすることで岩肌の白も引き立つと思ったのですが、彩度を上げすぎると塗りつぶしたような感じになってしまいます。
そこでまず輝度を下げて、そのうえで彩度も少しだけ上げて見ることにしました。

さらに色相も少しだけ動かして、高山らしい澄んだ青空のイメージで仕上げることに。



調整後の写真がこちらです。



タイトルは「小さなアルプス」。

まるで険しい山頂のような岩、石灰岩の白が雪のようにも見え、海岸沿いでありながらまるで山岳地方のような景観。
よく見るとスケール感が小さくて違和感のあるのが面白いと思って撮った一枚です。

---------------------------------------------------

最後の(ハ)にはこちらの写真を使ってみました。



これは先日中之島にランチに行ったときに撮った大阪市庁舎です。
35mm換算24mmの広角レンズで撮影しているため、全体的に先すぼまりな写真になってしまいました。

これを変形機能を使って見た目に近づけてみようと思います。

Lightroomには水平/垂直/傾きをそれぞれ別々に調整する機能があり、これらを操作することによって大判カメラでいう、シフト/ティルトに近い効果を得ることができます。



その結果がこちら。



まだ少しすぼまっているようにも感じますが、直立させてしまうと逆に不自然になってしまいますので、これくらいがちょうどいいのではないでしょうか。

タイトルは「維新の象徴」。

ご存知のように大阪では「大阪維新の会」が絶大な人気を誇っています。
松井大阪市長は維新の会の会長、まさにその象徴がこの庁舎というイメージです。

---------------------------------------------------

順位は(イ)→(ロ)→(ハ)としました。

今回はレタッチがテーマということなので、出来栄えというよりも、それぞれの演習で行なった調整の効果が分かりやすいものということで写真を選んでいます。

この辺りがどのように評価されるのか?
不安なところではありますね。

 

 

にほんブログ村 写真ブログへ
にほんブログ村