ここ数年煩わされてきた変形性股関節症。

しばらくはリハビリと投薬で何とか乗り切ってきましたが、年々状況は悪化しており、思い切って人工股関節への換装を決意するに至ったことは3月19日の記事にも書いたとおりです。

3月25日の金曜日、かかりつけ医に紹介していただいたJCHO大阪病院へ行ってきました。
 

診察して下さったのは当病院人工関節センター長の中田活也先生。

近年の人工関節換装術は大きく進歩しています。
CT画像を使った術前計画システムやコンピュータ支援による手術ナビゲーションシステムなどにより、より正確な換装を、より負担の少ない方法でできるようになってきているのだとか。

中田先生はこの分野においては日本における先駆者のような方。
かかりつけの先生も名医と言ってらっしゃいました。

こんな先生に診てもらえるっていうのもラッキーなことなんだろうなあ。
まあ実際に執刀するのがどなたかは分かりませんが。

レントゲン写真をみた瞬間に「これはひどいな」と一言。

そして問診。

・連続して歩ける時間/距離は?
・普通の人と同じ速さで歩けるか?
・手摺を持たないで階段を上がることができるか? …etc.
 

一問ごとにカルテになにやら数字を書き込んでらっしゃいました。

今度はベッドに横になり、足の可動域や力の入り方などを確認。

一通り診察が終わると、現状の説明です。

まずは過去3年間のレントゲン写真を比較。

先生がおっしゃるには、もともと僕の左股関節はカップの形がおかしく、大腿骨の骨頭を覆いきれていなかったそうです。
それがこの三年間に進行し、それとともに軟骨も磨り減っていく様子をレントゲン写真で示してくれました。
直近の写真ではカップと骨頭がほぼ全面で接触しているかのように見えます。

「これでよく、薬だけで痛みを抑えられているな」というのが先生の正直な感想だそうです。

現状の機能についてもいろいろと説明いただきました。
結果としては正常な状態を100とすれば半分程度の機能しかない状態だそうです。
メモしていたのはこの数字だったようですね。

学会のガイドラインではこの数値が60になると手術を勧めるということで、僕は完全にその対象。
しかし最終的にはやはり患者本人の判断に任されます。

紹介状を書いていただいた段階で覚悟はしていましたから、その場で手術をお願いすることにしました。


あとはそのタイミングなのですが、GWを絡めるというのは日程的にも無理だとのこと。
最短ということで調べてもらった結果、6月中旬に手術を行うことになりました。

一月前には術前検査、入院前週には術前説明。
検査内容次第ではその間に治療が入ることもあるようで、5月は忙しくなりそうです。

入院期間は術後きっかり二週間。

リハビリはその間で十分だそうです。
その後定期観察はあるものの、数日間の自宅療養を経れば職場復帰もできるとのこと。

何とか有休消化で対応できそう、少し安心しました。

あとは費用ですね。
高額医療になりますから、限度額適用の認定証を交付してもらわなきゃ。