今日から大阪も飲食店に対する時短/酒類提供に関する要請がすべて解除されます。

これで夜の人流も大幅に増えることでしょう。

 

それでは旅行記に戻りましょう。

 

さて近江八幡から湖岸道路を北上し、やってきたのは彦根。
まずは国宝彦根城を見学しましょう。


彦根城HPよりお借りしました

天守が国宝に指定されているのは日本では5城だけ。
彦根城はその一つです。

徳川四天王の一人とも呼ばれた井伊直政が、関ヶ原の戦いでの軍功により近江北東部を与えられたことから、二代目直継の時代に彦根山に築城された平山城。
その後14代に渡って井伊家の居城であったことはご存知の通りです。

まずは大手前駐車場に車を停め、徒歩で二の丸方向へ。
目の前に見えているのは馬屋。



これも重要文化財。
馬屋が重文に指定されるのは珍しいことなのだとか。

この表門橋をわたって城内に入りましょう。



どうやらひこにゃんとはスケジュールが合わないみたいですね、残念。



運営管理センターで入場料を払って天守に向かいます。



急な上り坂、これは思ったよりもきついですね。
江戸時代にできた城なので、もっと庭園っぽい所だと想像していましたが、なかなか本格的。



大きな橋が見えてきました。
 

 

これをくぐって左に折れると売店が。



これをさらに左に折れると大きな櫓が目の前に現れました。



先ほどの橋は、この櫓へ向かうものだったようですね。

これは天秤櫓と呼ばれるもので、いわば彦根城の表玄関のようなもの。
重要文化財に指定されています。
なんでも、豊臣秀吉が築城した長浜城の大手門を移築したものだとか。

写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、左右の石垣の積み方が違います。
右側が丸い石を無造作に積んだようにも見えるのに対し、左側は切り石をきれいに積み上げています。

右側の石垣は牛蒡積みと呼ばれ、築城当時のもの。
左側は落とし積み、1800年代に大修繕が行われた時のものだどうです。

橋の上からは琵琶湖まで見通せました。



こちらは牛蒡積みの石垣。



櫓の中にも入ることができました。



櫓から見た売店と橋。



櫓の先にもまだまだ坂道が続いています。



しばらく行くと、小さな鐘楼が。



こちらは時報鐘。
午前6時から午後6時までの間に3時間おきに5回撞かれていたそうです。
もともとは先ほどあった売店の近くにあったらしいのですが、あの場所からでは城下に音が届かず、この場所に移築されました。

手前にあるのは聴鐘庵という茶室。
もともとは時報鐘の管理小屋だったのですが、13代当主であった大老井伊直弼が茶道に傾倒していたということにちなんで、茶室に改装したもの。
ちなみに「一期一会」という言葉、井伊直弼が茶の湯の心得を説いた自らの著書に記したことから広まったのだそうです。