連続投稿失礼致します。



2年前の今日、にこは
脊椎の手術をしました。

あれから2年...


同じ病気の親御さんが
このブログに辿りついた時の為に
今回も書きます。



2年前のブログ⬇️

にこは、生まれつき脊椎脂肪腫
という病気を持って生まれてきて、

生後7ヶ月の時に手術をしました。




脊髄脂肪腫とは、

脊髄神経が入っている背骨のトンネル

(脊柱管)の一部の形成が不完全となり、


脊髄が正常に形成されずに、

異常部位に付着した脂肪が皮膚や筋肉等の

周囲組織とくっついている状態です。




身体の成長とともに、

脂肪腫より脊髄が引っ張られる事や、

肥満による脂肪腫の増大で脊髄が

圧迫される事などにより、


排尿、排便の障害や、

運動障害、感覚障害、変形等の症状が

出現します。




症状が出現した後に手術を行った場合、

術後の改善率が、


運動機能障害は60~80%、

膀胱直腸障害は40%以下という報告があり、


その改善率は良くはありません。




症状が出る前(1歳までを目安)に、

予防的に脊髄と付着する脂肪組織を切り離し、

不要な脂肪組織を摘出する手術を行う事が

勧められています。





手術の目的は、



①神経を傷つけないように

脊髄と脂肪腫を切り離して、

脊髄に不要な力が加わらないようにする。



②再度の癒着を来さないように配慮する。




合併症としては、



①新たな神経症状が出現する。



②傷から髄液が漏れる。



③感染症。


などありますが、

頻度は低いと考えられております。


しかし、手術で神経を触る為に、

一時的に排尿困難や下肢の痛みや

「しびれ」を認める可能性があります。


症状が悪化しても、

長くても3~6ヵ月で改善する事が多いですが、

注意深い経過観察が必要です。



↑説明文お借り致しました。





この脊椎脂肪腫という病気は、

何事も無く健康に生まれてきた

健常の子でも起こりうる病気です。




生まれて何年か経って、


転びやすくなった、おしっこの出が悪い


など、下半身の異常が現れて

初めて脊椎脂肪腫だと気付かされる事も

多いそうです。



1度出てしまった症状は、

治す事はほぼ出来ないようですが、


異常に気付いて早く手術をすれば

それ以上酷くなる事を防げます。




ずっと放っておくと、歩けなくなったり

自力で排泄をする事が出来なくなります。




なので、少しでもおかしいと思ったら

すぐに病院に行って欲しいです!






凄く長くなりましたが、、


あれから2年。




今の所にこは排泄や歩行の問題無し。


半年に1回、脳外科で経過観察を

受けています。



またいつ再発してしまうか分からないので、

注意深く観察が必要です。






何度も言いますが、

少しでもおかしいと思ったら

すぐ受診してください(>_<)!!!!



同じ病院で、小学生になって気付いて

手術をしたお子さんも何人か居ました。




何事も、早期発見ですよね(>_<)