久しぶりに当った試写会での鑑賞。
幕末の安政7年、
主君・井伊直弼の御駕籠回り近習役として仕えていた
彦根藩士の志村金吾は、
桜田門外において目の前で井伊の殺害を許してしまう。
切腹も許されず、仇討ちを命じられた金吾は、
時が明治へと移り変わってもなお、
井伊を殺害した刺客を探し続ける。
やがて金吾は、井伊を討った水戸藩浪士の最後のひとりで、
車引きの直吉と名を変えて生きていた佐橋十兵衛を見つけ出すが、
その日、明治政府が仇討ち禁止令を発する。
いい大人たちの大人のための映画。
ワーワーギャーギャーすることなく、淡々と粛々と・・・。
多くを語らない男たち女たちの積年の想い。
・・・じんわりと沁みまつ。
ただ
ひたむきに生きろと背中を押された。
時代劇っていいよ