平日の休日。
人の少ないファストフードのランチタイム。
文庫本を持ち込んで一人、
ケチャップ付きのポテトをゆるりと頬張る。
隣に陣取る団体は、子どもがガッコ時間のママ友仲間であろう。
聞き耳をたてなくても、イヤが応にも聴こえてくる。
ここにはいない、噂のママ友話題。
きっと、
自分たちが正論なんだと自負して話しているんだろうーよ。
あーそうだ。
たしかあたしもそうやって、ママ友達と交流を図ってきてたんだ。
そして仕事仲間とも。
自分のことなんて、案外自分では見えていないもの。
今更思うよ。
どの口が言っているんだか・・・って。
何事も思いどーりにはいかないよ。
他人様には分かりにくいヤル気なんざ、
中途半端すぎてちゃ意味もないのか。
あたしに足りないものが何なのか分からないのに、
誰かに聞くことも出来やしない。
仕事のことで、
なんとなくモヤモヤしている気持ちがある・・・今。
あたしはいったい何をしくじったんだ・・・。
考えても、
コタエなんて あたしの都合のイイよーにしかでやしないさ。
群れたくないから。
長いものに巻かれたくないから。
そうやって
あたしはあたしを守ってる