とにかく泣こうと思った。
泣きに行くぞと決め込んで 観に行った。
阿部サダヲ、菅野美穂が夫婦役を演じ、
不可能と言われたりんごの無農薬栽培に取り組み続けた
木村秋則さんの実話を映画化したドラマ。
日本最大のりんご畑が広がる青森県中津軽郡で生まれ育った秋則は、
りんご農家の娘・美栄子とお見合い結婚して婿入りし、
りんご作りに携わるようになる。
しかし、
りんごの生産に不可欠な農薬が美栄子の体を蝕んでいることがわかり、
秋則は、絶対不可能と言われていた「りんごの無農薬栽培」に挑む。
だが、農薬を使わないリンゴ栽培はその当時「神の領域」ともいわれ、
実現するのは絶対無理だと思われており……。
私財を投げ打ち、10年にわたり挑戦を続けるが、
無農薬のりんごが実ることはなかった。
周囲からは白い目で見られ、家族は貧困に打ちひしがれるが、
そんなある時、荒れ果てた山の中で果実を実らせた1本の樹を見つける。
そりゃ泣いたさ。
成功したから良かったものの、
「行くも地獄 戻るも地獄」の渦中にいた時期を思うと、
リンゴも想いも実って良かったって心底思う。
で、義父の存在がねぇ・・・。
涙をそそるのよ。
ベッドの中で、
握ったまま離さない一つのリンゴの重みがね・・・伝わるの。
自然のきびしさもやさしさも感じさせてもらえる 心に沁みるお話しだった。
さて、気合い入れ直すよ