医療従事者なら よく耳にする。


『ステルベン』


ドイツ語での正しい発音がどうとか フリガナとしてどうかとか・・・

そーゆうことはおいとくとして、『死亡する』ということ。




とーんとそうゆう現場から遠ざかっていたもので、久しぶりのめぐり合わせ。




直接の担当ではなかったから、

ご家族や患者さんとの関係で 密に接することはできなかったわけだけど・・・。


技術的なことに関して言えば、

それなりの経験年数を踏まえているもので、どうにかなるもの。



けど・・・。



心が込められていただろうか・・・。

気持ちを注ぐことが出来ていたかどうか・・・。

と、振り返る。



そうゆう場面に慣れるものでもないし、正解が何ってわけでもないだろう。



でも・・・。



久しぶりのエンゼルケア。


あたしの中に心残りがあるのはきっと、

患者さんやご家族に寄り添えていなかった気がするからだ。



この新しい職場でのマニュアルを 把握しきれていないあたしは、

ご家族に説明するにもいちいち確認作業が必要になる。



そんな形式ばったことよりも 大切なことがあったはずなのに・・・。



あなたが死をもって教えてくれたこと。


あたし、忘れない花