あれから何年経ったかなんて、
そんなこと 数える気持ちの余裕は、無くて当然よね。
生まれて数日の我が子を亡くした あなたに、
あの時も・・・、
あれから先も・・・、
私には かける言葉が見つからなくて・・・。
今年の命日、
あなたは我が子の墓前に何を伝えたのでしょうか。
「涙で暮らしたあの日を乗り越えたのは、あなたのおかげ。」
そう、あなたは私に言ってくれた。
なのに・・・、私は、
なんで、もっともっと聴いてあげることができなかったんだろう。
たぶん きっと・・・、今なら・・・、
あの日の想いを
生まれた子との想い出を
子を亡くした哀しみを
あなたが一人で抱えている深い苦しみを・・・。
宝物の記憶を言葉にして、誰かに伝えたいよね。
宝物の存在を言葉にして、誰かに知っていてもらいたいよね。
今、聴くべき時が来たんじゃないかって感じてる。
携帯の待ち受け画面を見ながら微笑む あなたが、
「ありがとう」と つぶやいた