看取りの現場では、

いろんな形で 最期を迎えてゆく。




付き添う家族が、

精神的にも身体的にも 余裕がなくなり、

言ってはならないコトバを患者本人に向けてしまう。


そう・・・、本当は わかっている。


一番ツライのは、患者自身だってこと。


なのに・・・それなのに・・・。




解放されたい?


何に? 何に解放されたい?



楽にしてほしい?


誰を? いったい誰を楽にしたい?




精神的にも 追い詰められて、

体力的にも 疲れてきて、

死にゆく家族の顔が見れなくなって、

傍に寄り添うことさえも 苦痛を感じてしまいそうで・・・。





あなたの都合は、どっちでもいいの。


ただね、この患者さんの命は、今なのよ・・・今 なの。



今、逃げちゃダメ。

必ず後悔することになる。


辛かった記憶も、

悲しい出来事も、

触れたくない話題も、

今、受け止めるべき 時 だと思う。



だから今、ここにいて花