それは死者への配慮なのか・・・。
それとも・・・。
病室で人が亡くなる。
その光景は厳かに、
そして、人知れず淡々と行なわれていく。
同じ病室にいる患者も 同じ病棟にいる患者も、
気が付いている人はいるだろうか・・・。
その話題に触れる者は誰もいない。
Ns達も あえてカーテンを閉め、ドアを閉める。
病院という閉鎖された空間の中では、
生きるか死ぬかの切羽詰った情景が いくつもある。
人は、やがて死ぬ。
そう・・・誰にでも必ず訪れる死。
死にたいと願うのも
死にたくないと願うのも、人ならでは。
死を意識するということは、
生きていることを見つめなおすことなのかもしれない。
死を考えながら生きていくのは容易じゃないけど、
命は永遠じゃないってこと 解ってるよーで解っちゃいない。
避けているのは、あたし自身