下の子と行った映画館。

本作に興味のない下の子は『BECK』を観ることに。


刺激的かも・・・って思っていたから、丁度いいニヤリ



長崎在住の清水祐一は、博多で働く石橋佳乃と待ち合わせをしていた。

しかし、待ち合わせ場所で佳乃は他の男の車に乗って行ってしまった。

佳乃を追いかけた祐一は、福岡県の三瀬峠で彼女を殺してしまう。

その後、長崎でいつも通りの日常を送っていた祐一は、

以前出会い系サイトでメールをやりとりしていた

馬込光代という女性と会うことに。

そして、次第に二人は強く惹(ひ)かれ合うようになり、

祐一は光代に佳乃を殺したことを告白するのだが…。






主人公の2人は、パッとしない人生を送り、

孤独な日々を生きている。


自分のことを誰かに語ることもなく、

誰かの理解を得ようともせず・・・。


それでいて、何処かで他者との触れ合いを求めている。



本気で、誰かと出逢いたかった。


だからといって、誰でもいいわけじゃない。


お互い孤独を抱える身、

相手の淋しさが自分のことのように感じられた。



人を殺したことを告白してから、

逃げるという手段を選び、2人で罪を背負うことになる。


そんな枷があるからか、

その影にある被害者家族の心情や、

自分の身内の苦悩にさえ 目を向けることが出来なくなってゆく。




「今の世の中、大切な人がいない人が多すぎる。」


大切な人の幸せを願うこと。

ラストシーンは、そういうことだったんだ花