もう これ以上・・・
『生きて』だなんて 言えない。
触れる手の感触も 感じられなくなってきた。
見つめる目も 見えにくくなってきた。
痛い 苦しい
あなたの身体は悲鳴をあげている。
それでも しっかりとした意識の中で、
「がんばったけど・・・。
家族やNsの お世話になるのが、もう心苦しい。」
・・・そう あなたは言った。
人のことは いいの。
自分のことだけで いいの。
だから、ツライって言っていいの。
命を助けるって・・・何?
じゃあ、助からない命は どう救ってあげられる?
今 この時も、
苦しみの中にいる あなたのことを考える。
あなたらしい生を全うするために、あたしが出来ること。
尊く 厳かに・・・