公開してすぐ 映画館で観賞。
原作は、が学校の図書室から借りてきた本で既読。
女教師・森口悠子の3歳の一人娘・愛美が、
森口の勤務する中学校のプールで溺死体にて発見された。
数ヵ月後、森口は終業式後のホームルームにて
「私の娘はこの1年B組生徒二人に殺されたのです」
と衝撃の告白をし、ある方法にてその二人の生徒に復讐する。
そして4月、クラスはそのまま2年生に進級。
犯人のひとりAはクラスのイジメの標的になっていた。
そして、もうひとりの犯人Bは登校拒否し、自宅に引きこもっていた…。
「先生・・・命は、重いですか?」
やはり、結末を知っているせいなのか、
原作本を読んだ時の方が衝撃が強かったかな。
本を読んでいる時、
教師の告白にしても展開が読めず、
何が言いたいのか 何を聞いてほしいのかがわからず、
先へ先へと読み進める気持ちに拍車がかかったものだ。
少年犯罪について、
加害者の更正 被害者の心情について 、
考えさせられるストーリー。
ただ、今回の映像では、
印象的なシーンが多くあった。
生徒達の勝手気ままな行動の中、
松たか子演じる教師の言葉には緊迫感があり、
冷ややかで淡々と話す内容に冷酷さを感じたし。
ウェルテル役の岡田将生も、
空気の読めないお気楽先生にマッチしていて、
思わず「おバカ」って声にだしそうになったし。
狂気のなせる計算つくされた復讐劇。
そして、復讐の策にはまり堕ちてゆく人々。
自分の大切な何かを失った時、
ささいなきっかけで、人は狂気するのかもしれない。
なんてね