はぁチャンから、久しぶりにメールがあった。
悩んでいる、って。
どうしよう、って。
はぁチャンは、5年くらい前に同じ職場で働いていた、
あたしよりもぜんっぜん若いNs。
背が高くて、おおらかで、
あたしのことを慕ってくれる、
頼りになる男前な女子。
「にこサン、いいですよ~。私がやっておきますよ~。」
一緒に働いていた時、
足の悪いあたしを気遣い、
時間に制限があるあたしを気遣い、
いつもハードな業務を変わってくれてた、
頼りになる男前な女子。
ある日の更衣室。
不安げな表情の、はぁチャンがいた。
そんなはぁチャンが気になり、
その日あたしは、元気になれを送った。
それ以来、ホントのはぁチャンは男前な女子じゃあなく、
傷つきやすい繊細な心を持った女子だったことを知った。
あの頃、
2人して泣きながら
いっぱいいっぱい話したね。
傷心のはぁチャンを放っておけなくて、
夜のドライブ、あたしの娘連れての遊園地・・・、
おにぎりつくって持っていったこともあったね。
あたし・・・、お節介なことをしてたかもしれないね。
それでも少しずつ元気を取り戻したはぁチャンは、
故郷に帰っていった。
暮らす場所は離れても、
我が家に泊まりにきたり連絡もとりあって、
がんばっているはぁチャンを応援していたよ。
ごめんね。
あの頃みたいに、あたし飛んでいけないよ。
でもちゃんと、はぁチャンの傍にいるから