お家の方のお悩みを伺っていると
お悩みのトップではないけど
多くの方が口にされるのが
「姿勢が悪いんです」
ということ。
具体的には
・まっすぐに座れない
・猫背になる
・頬杖や肘をつく
・椅子に足を乗せてしまう
・長時間座れない
・すぐに寝っ転がってしまう。
など。
姿勢が悪いことによって
・視力が悪くならないか?
・発育に影響ないのか?
・行儀が悪く見える
・字が上手く書けない
・食べこぼしが多い
などのことを
ご心配されているようです
姿勢の悪さを改善するには
『身体』と『心』の
二つの面からの
アプローチが必要です
身体
①体幹を鍛える
体幹は手足を除いた胴体部分
身体を動かす中心の部分です。
体幹の弱い子は
いつもグラグラの
橋の上にいるようなもの
筋肉が弱い
筋肉が緊張して動かしにくい
バランスや平衡感覚が弱い
など、
様々な原因が考えられます。
鍛えるためには
ただ体を動かすのではなく
楽しみながら
しっかり脳を活性化させることも大切なんですね
しっかり運動療育に取り組むことで
体幹が鍛えられていきます
②感覚に配慮する
お子さんの中には
音や匂い、触感など
感覚がとても敏感な子がいます。
イヤな感覚刺激がある場合
姿勢を保っておくことは
困難になりますね
感覚過敏がある場合は
それを引き起こす原因を
取り除いてあげることが必要です。
逆に
感覚の受け取り方が弱いため
強い刺激を求めるお子さんもいます。
この場合は 姿勢を保つ以前に
「触りたい」「感じたい」 欲求が強いので
あらかじめしっかり
・触らせてあげる
・体を動かす
などして、
感覚を満たしてあげると
落ち着いて姿勢が保ちやすくなります
心
姿勢と心にも
大きな関係があります。
・イヤなこと
・やりたくないこと
・よくわからないこと
そんなことに
姿勢良くして取り組むには
強靭な精神力が必要です
よく宿題を
寝っ転がってやり始める
お子さんがいます。
やりたくないんですよね
でもやり始めたことが
すごいと思いませんか
ところが だんだん集中してくると
自然に机に移動してきて
座って書くようになったりします。
寝っ転がっていると
やりにくくなったんですね
やっていることに
興味関心が向いたり
集中したりすると
自然に姿勢も整ってくるものです
前向きな気持ちで取り組めるように
・楽しくできる工夫
・集中できる環境
なども考えてあげるといいですね