彼女はこの学校唯一の報道部員であり、自らの好奇心という満たせぬ器の空白を、何とか埋めようと年中駆け回っている。多少の敵がいるようだが、性格は良く、着々と人脈を伸ばしているようだ。
「私に聞くよりも、本人に直接訪ねたほうがいいんじゃない?」
「それもそうだが…赤の他人に対して、いきなり話しかけるのは……抵抗がある」
「そこら辺の図々しさは無いわけだ…まあ、私がいえることは」椅子を机と垂直になるように滑らせ、少し手振りを加えながら松村は話し始めた。
「彼、篠部浩平は、一見波風も立たない穏やかさを含んだ、絶えず笑顔を絶やさない菩薩のような人。でも、部活とか、そういう類のガードは恐ろしく堅いみたい。理由はあるだろうけど、残念ながらそこまでは詮索できないわ。この高校に旧知の仲はいないようだし、この学校でも友達と呼べる親しい中は不思議といないみたいね。自分で壁を作っているっていうか、人間関係に不気味なほど疎いというかな。……そんなわけで、一筋縄にはいか無い相手よ。強引な勧誘で有名な、とある体育会系があの手この手を使っても、遂に陥落しなかった浮沈艦なんだもの」
「…まあ、少し会話すれば、可能性の有無くらい判断できるだろう」
神堂は自身の弁当箱を片付け、片手に空同然のペットボトルを携えて席を立とうとした。
「待って!」途端に声が弾けた。振り向くと、松村が立ち上がり、上品な笑みを湛えていた。
「私もいくわ。報道部として、体育祭のMVPには非常に興味があります。なあに、やましい心なんて持ってない。ちょっと、他人に言えないような秘密を暴けたらな、なんて思っているだけですよ」
~~~~~~~~~~~~~~
一ヶ月かけて日刊新聞の編集後記以下の量しかあげられない奴がいるらしい
・・・
・・・・・・
今度から何倍かの量にしていきます
あと、ここで書いているのは下書きです。
完成したものはHPにアップしていきます。そちらにも是非いらしてください。