妙興山大雲寺[美濃国] | 旧日蓮本門宗・富士門流(日興門流)寺院訪問録

旧日蓮本門宗・富士門流(日興門流)寺院訪問録

旧本門宗の檀信徒です。
基本的に富士門流の寺院等を訪問してます。
研究の為、他門も訪問してます。

■本堂

■山門
■寺院紹介

山号:妙興山

寺号:大雲寺

通称:

宗派:日蓮本宗

寺格:末寺(京都要法寺末)

本尊:曼荼羅

創建年:慶長五年

創建西暦:1600年

開基:真如院日昌

開山:真如院日昌

■訪問録

日蓮本宗の寺院である。

大嶋雲八とその家臣、矢島三郎定昌の二人が要法寺第十四世日賙上人に弟子入りし

矢島三郎定昌は出家し真如院日昌と名乗り開山する。

大嶋雲八は信長、秀吉、家康と仕え、関ヶ原に九十三歳で参戦した。

大雲寺の大嶋雲八の名前からつけられたとのこと。

大嶋雲八の菩提寺でもあり、本堂に甲冑が展示されている。

岐阜県では要法寺末寺は3箇寺(大雲寺、本法寺、日目庵)ある。

また、大雲寺近くの光徳寺は近年、日蓮本宗を離脱し、単立となった。

旧・本門宗で要法寺旧末寺の正興寺(日尊上人開山)は日蓮宗に残留している。

現在岐阜県にある、富士門流の古刹寺院は下記になる。

日蓮本宗

 大雲寺(関市)、本法寺(山県市)、日目庵(垂井町)日目上人の御遷化の地。

 ※本法寺、日目庵は無住

日蓮宗

 正興寺(岐阜市)

日蓮正宗

 本玄寺(美濃市)

 ※大正年間に徳島より移転した寺院である。