一時帰国中に買ってきた本を読む毎日。



日本滞在中にも読んでいたけど、その中でもこれまでの人生で読んだ数少ない日本人著者の本の中でも、著者に「この人、何でこんなことわかるんだろう?」ってちょっと感銘みたいなものをおぼえたのは初めて。



何でこんなことわかるんだろうって言うよりも、よくそういうところに考えが及んだなって感じかも。



それがこの本。



私は日本人著者にはかなり疎い。



日本にいた時は湊かなえさんの物以外は日本語に訳された海外の作品ばかりを読んでいたし、オーストラリアに来てからは日本語の本が手に入らないからそのまま海外著者の本を読んでいたから。



この本は一時帰国中に何度も行く先々の書店で大々的に平積みされていた。



映画化されたから尚更だろうけど、私は一時帰国のかなり最後の方までこの本を買うか買わないか決めかねていた。



既にかなりの数を買い込んでいたので、何十万部売れようが映画化されようが、かなりざっくり目のあらすじからして、好みの本かどうかわからないってところが気になり始めてて。



けどMJが、「次にいつ日本に来るかわからないし、今回の一時帰国では本を買うのも目的のひとつだったし、気になるなら買って!」って言ったので、購入。



で肝心の、どこに「何でこんなことわかるんだろう?/よくそういうところに考えが及んだな」って部分。



それは本当にたった2行程度の文章だった。



私はLGBTQIA+のLで、社交不安症と不安症持ち。



もう五十路なので社交不安症と不安症は条件が揃ったり、短時間であればコントロールができる。



しかしレズビアンである事を周囲に隠し続けなければいけなかった日本での人生は、人間関係の全てを常に希薄にしておくという結果に繋がった。



まぁ元々幼稚園時代から友達作りが苦手だったけどもチーン



社交不安症がさらに後押ししたのもある。



ネタバレ防止の為内容には触れませんが、「買って良かった」のひと言に尽きる。




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