「わたしはいっぴきになれるとこが好き。ケージの天井だと4階ってとこかしら。」

 

「おちつけるの。だれも邪魔しないし。人間も手が届かないのよ。」

 

「だから、きままな恰好しちゃうわ。ごろってね。」

 

「ペロペロの変顔もへいっちゃら」

 

「にっきは下が好きなのね。」

 

「まーねー。にっきだってそこ飛び乗れるよ。」

 

「ふ~ん、知らんぷりしてよ。」

 

「おそうじロボット君、おもしろいよ。まいにち追っかけてる。」

 

「へんなひげみたいのが出てる。こちょこちょするんだ。」

 

「すごく近寄ってくるけど、にっきはなるべくどかないの。」

 

 

「ロボット君、さいごは自分でお家に帰ってくんだよ。人間がえらいねって言ってる。にっきだってじぶんのおふとんに帰れるし。」