猫を、にんげんが追いかけまわしているわけじゃないんですが
猫を見てるとあきません。
にんげんが積読(つんどく)してる本は猫の枕だし、
かべのしみ(?)を見上げてるはっかには後光が差しているし、
PCは猫の踏み台になっているし―
はっかの視線の先にはにっきがいるし、
にっきはカーペットをすぐぐしゃぐしゃにするし、
もの陰にひそんでいる(つもりの)にっきの影はしっかり猫の形になってるし、
洗濯機の上に陣取っているはっかは、堂々としているし、
ベッドの下に隠れている(らしい)はっかは丸見えだし、
きょむてきな顔で床に寝そべるにっきは、何を考えているんだか―?
そっか、おもちゃのウサギをつかまえたとこ!
にっきとはっかは追っかけたり追っかけられたり。
それを見ているにんげんはよっぽどヒマなのか―
猫時間にはまったら、「忙しい」なんてことばは消えてしまいます。