猫は大根なんか食べないのであるが、その大きさを記録しようと、にっきにモデルになってもらった。現在にっきは4kgにちょっと欠けるくらい。それでも抱き上げていると、重くておっぽり出したくなる。

 

 

散歩の途中畑の直売所で見つけた三浦大根。何とこれが一本\200だったものだから、手を出さずにいられなかった。その重さたるや、まさに欲と道連れ。帰宅してにっきと並べだら、ぶっとさは大根が勝る。計ったとろ6,1kgあった!以来、我が家の食卓は大根尽くしである。

 

 

はっかが太平の眠りを貪っている様子が、なんとなく三浦大根を思わせるところがある。どてん、ごろんと・・・。目覚めていて動いている様子は優雅でとても大根なんかとは比べられないのだけれど。

 

 

「にっき、だいこんなんかやだ。にっきはばーむくーへんとか、ちょこけーきににてるってにんげんいってた。なんかよくわかんないけど。」

 

 

いやぁ、はっかはやはり大福かもしれない。まるっとして日向ぼっこしているところなんか、お餅を思わせる。二匹ともたいへん美味しそうな様子をしてるのは間違いない。(食べないから、安心して!)

 

 

このいたずら猫はいつでもどこにいても、何かやらかしそうな雰囲気が漂っている。構え方が前のめりで、どんぐり眼をキラキラさせて、ひげもピン!ただ、歯磨きされるときだけは全くの優等生。逃げも隠れもせず、「あ~ん」が上手。

 

 

こんなにぐっすり眠っているはっかを起こして、「さあ歯磨きよ」と言うに忍びないのだが、猫がえさを食べて、人間の方も食事を済ませ、「さてやるか」となったときにはもうたいてい猫は眠り込んでいるので、意地悪しているようで恐縮です!

 

 

「あのさ、にんげんもたもたしてるからいけないんじゃない?ねこはくちゃねがとくいだからすぐやらなきゃ」と言っているようなにっき。たまにたいへん賢そうな顔をしている。

 

 

件のはっかも敏捷に駆け回ることがある。にっきの見ていないところで、おもちゃを跳ね飛ばしたり追いかけたり。ピンと立ったしっぽがやる気満々。踊っているみたいで、なかなかチャーミングだった。

 

 

隠れているつもりのにっき。この変な布は、籐椅子で爪とぎしない様に椅子を覆ったのだけれど、なんだか格好がつかない。面倒くさがりの人間は、縫い合わせることもせず、適当に椅子の下で結んでいたら、猫の遊び場になった。

 

 

はっかがはっかによく似た猫のフィギュアで遊んでいる。このプラスチックでできたミニチュア猫は床の上をよく滑る。猫サッカーのボール代わりにちょうどいい。二匹ともロングシュートが得意技。ゴールはたいていケージの下で、人間は後から探し出すのに難儀させられる。

 

 

姉さん猫を追いかけて背中をかじったりして嫌がられることも多いにっき。多分一緒に遊びたいのだろうけれど、はっかの方は単独行動を好む。ずっと狭い同じ空間にいたら、いつも仲よくとはいかないのだろう。干渉し合わないようでいて、突如の激突。一日一度はギャイーン!

 

 

これがその一触即発の現場。目にもとまらぬ早業なので、カメラもぶれる。だが、仲直りも早い。夜中にそっと人間が居間に入ってみると、右手の椅子の上に置いた猫ベッドに二匹は一個の大きな毛玉になって眠っている。バウムクーヘンも大福もなく、猫団子の出来上がり!