にっきとはっか、たいへん御無沙汰しております。二匹はいたって元気なのですが、人間たちがあたふたしておりました。猫に習ってゆったり過ごせばよいのにね。

 

 

はっかは、どうも片噛みするらしく、食べ物のかすが右奥歯の脇にたまって、歯茎を掃除してやらないと、歯肉炎になりかかっています。それで食後は人間シニアが抱きかかえ、ジュニアが歯ブラシでクリーニング。(先月も「はみがき」に書いたのですが、依然として。)

 

 

アニマルクリニックの先生に指導していたいたものの、はっかは(当然ながら!)これを嫌がること。「なにするの?よしてよね」と逃げかけます。それでもむんずと捕まえて、こちょこちょ。役に立っていればよいのですが。

 

 

それを見物するにっき。「なにやってるの?なんかおもしろそう」と興味津々なので、こちらも捕まえてブラッシングしてやると、驚くことにちっとも嫌がらずなされるがまま。上手に口を開けています。歯肉炎の形跡ゼロ。

 

 

もっとも箪笥の掃除をしていたら、これこの通り、早速飛び乗って遊ぶはっか。なかなか行動的でした。やっぱり猫は珍しいものに飛びつかずにはいられない習性なのか。出たり入ったり忙しい。

 

 

にっきは重ねた一番上の箱が気になって仕方ない。椅子の手摺に器用に乗っかり、中を点検。これは行けそうだとなると・・・

 

 

ぴょんと飛び込んでご満悦。ここからすぐ下のおもちゃ箱を覗いて、自分の好きな自走ネズミを引っ張り出してくわえて飛び降りるのが大好きです。する事が子供っぽい。

 

 

はっかはおもちゃなんかに興味なし。めったにおもちゃを追いかけまわすこともありません。にっきが何かに夢中になっていると物陰からじっと観察して「ふん、きらくなものねぇ」の表情。

 

 

このちぐらの争奪戦も相かわらずですが、たいてい追いかけてきたにっきが図々しくも先に入っているはっかを追い出すのが定番。たま~に、はっかが断固拒否してちぐらの中でものすごい喧嘩になることもあります。

 

 

珍しくしおらしい姿のにっき。この丸椅子の下を巡る争奪戦もよくおこります。何しろ二匹でくんずほぐれつ。静かな時は、本当に静かなのですけれど。

 

 

人間たちはこんな猫たちを眺めて楽しみ、かまって楽しみ、歯磨きして騒ぎ、相変わらず猫との暮らしを満喫しています。

 

 

古紙回収日に古新聞・古雑誌・段ボールなどまとめていると、ちょっと目を離したすきに、紐に飛びつくにっき。二匹とも長いものに目がないようです。しかもピロピロと動く紐なんか、みつけたら大興奮。「ひも、かじるな~!食べるな~!」と人間は大慌て。

 

 

猫たちは高いところへ避難して、人間と距離を置くのも上手です。ここまでくれば捕まらないし、安全安心。

 

 

騒いだ後は喉が渇く。二匹とも同時に水飲み場にやってきて対称形になってゴクゴク。愉快です。

 

 

あとは寝るだけ。人間の椅子を占拠して毛繕いをしながらいつしかぐっすり。猫の寝顔を見ると人間は心穏やかになります。猫の功徳って平和を振りまくことでしょうか。最近特にそんな気がします。はっかの片噛みは気になるけれど、「やめようね」といって分かるわけもなし。気にかけて見ていれば、多分大丈夫でしょう。